一生懸命、フィードバックスキルを磨いたり、
自分の言いたいことよりも部下の話を我慢してよーく聴いたり、
根気強く、繰り返し指導したりしているにも関わらず、
なかなか育たない…
むしろ、どんどん甘えてくる…
上司や指導職の立場にある方であれば、
一度はそんな経験をされたこともあるのではないでしょうか。
そんな時にはどうしたらよいか?
その答えは…
「真心を届ける」
です!
もう少し丁寧に申し上げるとしたら、
本気で信じる、信じる心を届けることです。
その心は、どんなに隠しても届いてしまうものなのです。
つまり、その「前提」が最も重要ということになります。
ポイントは、最高を期待し、最低を予測する!
「あいつは言わないときっとサボるからなんとかしなきゃ」
ではなく、
「私が何を言わなくてもきっと立派にやり遂げるだろう」
と信じ抜きながら、
途中で諦めてしまうかもしれない、投げ出してしまうかもしれない、
落ち込んでしまうかもしれない、さぼりたくなってしまうかもしれない、
と最低を予測して、対策を講じるということです。
発する言葉自体は、全く同じであっても、
目には見えない、音として聞こえない「心」、「前提」のようなものが、
相手に強烈なメッセージを届けるのです。
つまり、前提を変えるだけで
全く同じ労力で、全く異なる効果を生む可能性があるということですね♪
「あいつは言わないときっとサボるからなんとかしなきゃ」
という前提に基づいて、指導をし続けると
「お前はダメだ」という無言のメッセージを届け続けているということになります。
逆に、「私が何を言わなくてもきっと立派にやり遂げるだろう」
という前提に基づいて、指導をし続けると
「あなたはできる」という無言のメッセージを送り続けることになります。
なかなか指導がうまくいかないなぁ、とお悩みの方は
一度、この「前提」を見直してみるとよいのかもしれません♪
人事コンサルタント
金森秀晃