「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ。」
チャップリンの言葉です。
先日スタッフが、歩いて知人の家に向かっていたそうです。
「駅からまっすぐ一本道を歩き続ければつくから」
と言われていたので、その通りに歩いていたそうなのですが
歩けども歩けども、一向に目的地の目印が見つからなかったそうです。
「道を1ブロック間違えたんだろうか、いやこの道で合ってるはず」
「後どのくらい歩くんだろう」
炎天下の中、思考力が鈍ることも手伝って、
だんだんと心配になってきました。
そんな中、ふと歩道を変えてみようと思い立ち、道路を渡ったそうです。
すると、目印まであと数百メートルという所まで来ていることに気がついたのでした。
スタッフは、急に元気がみなぎり無事目的地に辿り着いたのでした。
この経験をスタッフは、
同じように見える景色でも、今見えていることだけが全てではないということを学んだそうです。
「上から見下ろすのか、違う場所から眺めてみるか、自分の立ち位置をかえてみるだけで目的に向かう活力を自ら作り出すことが出来るんだと気づかされました。」
と話してくれました。
現状でなにか思わしくないことが起こったとき、延々とそれが続くような錯覚を抱いてしまいがちですが、そういう時こそ自分立ち位置を意識してみるというのが現状を打破するポイントなのかもしれませんね。
人事コンサルタント
金森 秀晃