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スタンダードをつくる

スタンダードをつくる

モラルハラスメントやセクシャルハラスメントなど
様々なハラスメントがある中、メンションハラスメントというのが取り沙汰されるようになってきました。
これは、業務用コミュニケーションツールを使用する上での通知に関するハラスメントのことです。

ヌーラボという会社でコミュニケーションツールの受信側と送信側の両方の立場で、通知にまつわるストレスを抱えているかの状況や、ストレスの原因となった具体的な出来事を調査しています。
同社が2019年に発表した詳しい調査結果は以下の通りになります。
仕事で利用しているコミュニケーションツールで、通知に関連するストレスを感じたことが「ある」と回答した割合は74.5%。
ストレスを感じた具体的な理由として多かったのは、

「プライベートの時間に通知が来て、仕事モードになった」(56.6%)
「プライベートの時間に通知が来て、返信せざるを得なかった」(48.3%)
「あまり関係のない通知に時間が取られた」(46.3%)
「集中したいときに集中が削がれた」(42.7%)
「通知が多すぎて大事な通知を見逃した」(42.7%)

など、送信側よりも受信側がストレスを感じている傾向が見え、特にプライベートの時間に受け取った通知に、ストレスを感じているという回答が得られています。
管理職やリーダー層の方々からすると、”あれもこれもハラスメントと言われたら、正直仕事にならない・・・!”というのはあるかもしれませんね。

わかりました,二度としません,詐欺

労務的な面からすると、確かに業務時間外での業務連絡というのは考えものであることは否めないと思います。
業務中に良いパフォーマンスを発揮できるように、休息は欠かせませんし、それを促すのも上司の役割のひとつです。

しかし!!
ここで敢えて労務的な面を一旦度外視し、根本的な問題がどこにあるのか、考えてみたいと思います!
上司や同僚、連絡が来る相手の立場に関わらず、「目標を共有し、ともに進めていく同志」です。
もしも組織で、普段からこの”同志感覚”という文化を育めていたら、仮に休日に連絡が来ても「あ、連絡が来たな」程度の認識で収まり、
少なくとも「ハラスメントだ!」という思考に至ることはかなり防げるように思います。
この文化を醸成できていないことが、根本的な問題ではないでしょうか。
(個人的な捉え方問題ではなく、組織としてそのように捉えさせてしまうということ)

ひらめき,思いつき,アイデア

もちろん、法に則り、ルールは明文化すべきだと思いますが、ハラスメントは個人の感覚に左右されやすい側面があります。
個人の感覚に委ねるのではなく、チームや組織としてのスタンダードを構築・醸成することで、
スタンダードに沿った言動を取ることで、スタッフのモチベーションを削がない働き方をすることができるように思います。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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