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部下育成のコツは「部下を窮地に陥らせること」!?

部下育成のコツは「部下を窮地に陥らせること」!?

「部下に手間をかけてもなかなか育ってくれない」
「指示待ちで主体的に動いてくれない」
「能力としてはもうできるくらいのはずだがいつまでも自信がなさそう」

このようなことで悩まれているマネージャーの方々も
少なくないのではないでしょうか。

「いったい、これ以上何を言えばよいのだろうか?」

などなど、私も実際同じように悩んでいた一人です。

マネージャー、リーダーの役割は、
部下の可能性、ポテンシャルを100%以上引き出して、
その時の限界を越えて、挑み、成果を出させてあげることですが
(決して、無理をして身体を壊すという意味ではなく)
なかなかそううまくもいかないものですよね。
限界を突破させようとしても、怖くて踏み出せない方がほとんどだからだと思います。

キツイ,言葉,もやつく

そんなとき、どうすればよいか?

私自身、色々と試行錯誤していく中で、今回は、
これが最も効果的だった!と思えるポイントをお伝えしていきたいと思います。

それは…

部下を守り抜いた上で、
「見慣れた世界の中で」窮地に陥らせること!笑

です。

部下を守り抜くというのは、結果の責任を負うということや
途中何があっても味方でいるということですが、
重要なのは、「見慣れた世界の中で」という点です。

初めて見る世界で窮地に陥らせることは、
部下の自己効力感を奪ってしまう可能性もあり、
成功体験や勝ち癖を積ませてあげることができないため、
あまり効果的ではありません。

登用,人材,どんな

重要なのは、いかに小さく勝ち続けさせるか、
人はどんなに小さくでも勝っていくと、
もっと勝ちたくなり、もっと学びたくなり、人生も仕事も楽しくなってきます。

突然、予備知識も準備もなく、未体験の仕事を任せたりしてしまうと、
起業家のようにサバイバル精神に溢れた方であれば
その状況を楽しみ成長することもあるのですが、
多くはそれが挫折体験になってしまったり、
負け癖を作ってしまったりとあまりよい結果をもたらしません。
(なので、思い切った抜擢は、見極めが重要になります)

「この子に一皮向けさせたいな…」と思って
何かを任せようとお考えの方がいらっしゃれば、
是非、そのチャレンジは、その子にとって
「見慣れた世界の中での窮地」になっているか?
を、是非一度、確認なさってみてください(^^)

ステップを出来る限り小さくして、
部下が、小さく挑める環境整備をすることが、
彼らに、一歩を踏み出させる秘訣です。

人事コンサルタント
金森秀晃

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