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「一人前のプレーヤー」から卒業するために

「一人前のプレーヤー」から卒業するために

「一人前のプレーヤー」

この言葉をきいて、皆さんはどのようなイメージをお持ちになるでしょうか?
 
「しっかり働いてくれるんだから、いい言葉じゃないか」
「なんとなく皮肉のようにも聞こえる・・・」
様々な解釈が出てきそうですよね(^^)
 
先日、とある医療法人様で、「5年目研修」を行ってまいりました
近年第二新卒と呼ばれている、入職3年目以内の社会人の早期退職が取りざたされることが多いのではないでしょうか。
しかし、管理者の皆さんを悩ませているのは、5~10年目の「一人前のプレーヤー」が離職してしまうケースが多いように思います(>_<)
 
この法人様のケースですと、さまざま課題に挙げられた中で特に
自分よりもペースが遅い職員に対して、「教えても変わらない」と見切りをつけてしまう傾向がある。
というものが影響が大きいと考えました。
事務長様は「入ってまだ1週間で「あの子が遅い」と言い出して困っている。」
「プレーヤー感覚から脱却できず組織での役割がなくなったと感じて役割を「外」に見出そうとして(離職を考え出して)しまうのではないか」と仰っていました。
 
「一人前のプレーヤー」の方は、
“呑み込みが早く、仕事の手際もよい。患者さんからの評判も悪くはない。”
という方が多く、管理側からするとまさに理想的な職員であることが多いです。 
それゆえにご自身と呑み込みや仕事のペースが違う職員を「点」として捉えやすい傾向があると思います。
(教える側として相手への期待や「医療人たる者、こうあるべき」という理想を持っているが故なのですが)
 
違いを待てるようになるには?
理想の姿に至るまでの課題や行動のプロセスを、細分化することです。
とくに優秀な方ほど、無意識で細分化されてしまい、指示を受ける側は指示の行間を読む必要があることが多いように思います。
優秀な方だからこそ、陥りやすい部分ではないでしょうか。
 
この法人様の場合は、「目標設定」のワークを行い
そこに至るまでに必要なことと、またそれを伝えるためになんと指示を出すかを書き出してもらいました。
最初は皆さん、自分の無意識領域を書くという初めての経験をされていましたので、ペンが止まってしまう方が8割以上でした。
しかし、その苦い経験から感想では「ご自身が普段いかに教わる側に歩み寄らず、教えたいように教えているかに気付きました」
「ある程度仕事も覚えたしと思っていたけど、まだまだやれることがあると分かって、ここで働く意味を再度持つことができた」
というような感想を話してくださいました!
 
研修は「教える」のではなく、その方が本来持つ能力を「引き出す」もの。
弊社がお伝えしている「技術」はその手段である。そんなことを改めて思わせていただきました(^^)
 
人事コンサルタント
金森秀晃

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