「企業は金太郎飴のようでなければならない」と言われることがあります。
これを聞くと、なんだか個性を無視して、
人を駒のように扱うべきだといっているようなイメージで
それってどうなの!?と思われる方も少なくないのではないでしょうか。
私も最初聞いた時はそのような印象をもっていました。
しかし、それの真意はどうやら、
「強い組織には金太郎飴のように、
どこを切り取っても共通の価値観が存在する」
ということだと知って、ようやく合点がいきました。
組織のどこを切り取っても、
時代が違っても、それぞれの個体で価値観や容姿の相違があったとしても、
組織に流れる共通の価値観だけは金太郎飴のように脈々と受け継がれている。
確かに、そのような組織は強いだろうなということは、
少しイメージするだけでも明確に感じますよね!
そう考えると、経営理念やミッション、ビジョンは
とにかくシンプルであるべきということもうなずけます。
共有する価値観は複雑であってはどこかでズレが生じそうですし、
いつ何時も情報が正しく伝わるような情報伝達経路を構築し、
誤解・勘違いがあればすぐに是正される仕組みも必要になる。
金太郎飴化をイメージすると、
組織の中で何を強化しなければならないかの輪郭が
非常に、明確に浮かび上がってくるようです。
組織づくりで、迷った時、困った時には、
「自分の組織は金太郎飴になっているか?!」を考えてみるのも
面白い発見があるかもしれませんね♪
人事コンサルタント
金森秀晃