「聞き上手」であることは
仕事やプライベートなどあらゆる場面で
信頼関係を構築し、成果をだすために欠かせない要素のひとつになります。
巷では、相手の本音を引き出すためのテクニック本やセミナーなどが
たくさん出ています。
しかし既に実践なさっている方からは
「テクニックは使っているのに、うまくいかない」
というご相談をいただくことも増えてきたように思います。
原因はさまざまあると思いますが、ひとつ共通して言えるとしたらやり方(スキル)だけを学んでも効果はあまり感じられにくいように思います。
だからといって、あり方だけでもうまくできません。
両方を持ち合わせて初めてうまくいくものだと思います。
ということで、今日はやり方とあり方の両面から
聞き上手チェックテストを作ってみました。
「はい」の数をチェックしてみてください^ ^
①適度な相づちやうなずきをしている
②相手がリラックスして話せるように、座る位置に配慮している
③「考えや価値観は人それぞれ」と思っている
④相手の表情や雰囲気、言葉づかいに合わせている
⑤どのような意見であっても、まずは共感を示す
⑥5W1Hで質問をしている
⑦相手が言いたいことは何か?に意識を傾けている(話の腰を折らない)
⑧自分と相手の間に適度な距離を保っている
⑨相手の背景をイメージし、ねぎらいの言葉をかける
⑩相手が言いたいことを確認している
※診断※
●「はい」の数が0~3個
もしかすると、「早く助けてあげなきゃ」と一生懸命になるあまり、
ご自身の意見をすぐ相手に伝えてしまっていることがあるかもしれません。
まずは相手が解決したいことはなんなのか、一緒に探し出すような感覚で、話を聞いてみると、
持ち前の一生懸命さが活かされ、アドバイスの精度もさらに上がるように思います。
●「はい」の数が4~7個
上手く聞けたかどうか、結果が相手のタイプによって結果が変わることがあるかもしれません。
ご自身の状態によって相手の反応は変化するように思います(自分の在り方を作ることで、相手の反応も作ることができる)。
周りの方で聞き上手だなと思う方の、普段の言動や習慣を真似してみましょう!
反応を作り出す、という感覚がつかめてくるように思います。
●「はい」の数が8~10個
初対面の方に「説得力があるね」と言われたことはありませんか?
あなたの佇まいがその言葉のすべてを体現していると思います。
もし「面倒くさいな」「やりたくないな」などと思うことがあったら。
誰かのために自分の状態を維持・向上すると役割を考えると、
面倒くさいと感じる自分とうまく付き合っていけるように思います。
いかがでしょうか?
ご自身の聞き方のクセの把握と、対策に活用いただけましたら幸いです(^^)/
人事コンサルタント
金森 秀晃