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理念が浸透している証とは?

理念が浸透している証とは?
経営者の方のコーチングをしていると、
「理念浸透は重要だけど難しい」
「価値観を揃えるって難しい」
というご相談をよく伺います。
 
たしかに、自分で経営をやっていても、
心底難しいと感じますし、
実は、”揃える”ことは不可能ではないかとも思います。笑
 
部下の退職,解決,慰撫

 

 
ただ、理念を共有することができるのは確かです。
 
では、理念が共有された状態とは(浸透した状態)、
どのような状態のことをいうのでしょうか?
 
それは・・・
 
「私達はこうあるべきだ!」
 
ということを、全員が発信できる状態のことだと考えています。
 
その方向性があまりにも違うのはまずいのですが、
相当ずれていない限りは、
それぞれのあるべきを容認してよいと考えています。
 
また、大事なのは、その理由。
「なぜあなたは、こうあるべきだと思うか?」
について、親身になって話を聞くことだと思います。
 
経営理念は会社の支柱になる価値観。
共感をしてくれる社員がいるのは非常に嬉しいことですが、
誤解を恐れずに言えば、その理念は赤の他人が作ったものにすぎません。
手間をかけることなく、すべての職員に馴染むなんてことのほうが驚異です。
 
ヒアリング,同じ,目的

 

重要なのは、同じ方向を向き、
その方向性の中でこうあるべきだと主体的に語る社員を作り、
その理由の中に社員の価値観を見出して大切にすることだと思います。
 
ある程度大きな組織になってきたら、
社長一人ひとりが全員の価値観を聞いて・・・というのも
難しいとは思いますが、人事評価制度の面談などで
評価者側がその代わりを担うことはできるのではないでしょうか。
 
手間のかかることではありますが、効果は絶大なので、
評価のフィードバック面談や中間面談が多いこの時期だからこそ、
是非、試してみてくださいね♪
 
人事コンサルタント
金森秀晃

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