上司である自分と話が噛み合わない
なかなか案件が進まない
結果、モチベーションが下がる…
というスタッフが多いなと感じたら、
それは、スタッフが”分かったつもり症候群”になっている可能性、大です( ゚Д゚)!
分かったつもり症候群 とは・・・
・特に頻発する年代:若手から中堅スタッフ
・症状(よくある行動):(逆じゃないけど)「逆に」が口癖
他者の意見は基本否定(本人にはそのつもりなし)から入る。
自分の意見を求められると、黙りがち。
ちなみに、発症する原因はある程度経験を積んで自信がついてきたなど、様々あるのですが、一番の原因は、
自分が感じたことの掘り下げ不足 にあります。
どう感じたかまでは述べられるものの、
なぜそのように感じたか根源を考えないため、
周りからすると一見、
「思ったことを自由に言ってかきまわす人、否定から入る人」のように見えてしまうことがあるかもしれません。
本人としては、自分の考えを述べているつもりなのですが、残念な結果に陥ってしまう・・・
社会人としては、どうすれば良いか、
このようなスタッフに思い当たる所がある上司の皆さんに試していただきたい処方箋は、
▶第一段階「●●さん的には、どういうところでそう思うの?」
スタッフが理由を言ったところで
▶第二段階「なるほどね、じゃあ●●さん的には、どう思う?」
というように、スタッフ自身が感じたこと掘り下げられるようにアシストすることです。
多くの場合、スタッフは単にその場をかき回したいのではなく、自分も意見を述べなくてはと必死になるあまり、
述べることに終始してしまうケースが少なくないように思います。
「社会人たるもの、自分の対案をもって場に臨むのが常識だろ!!」
と言いたくなる気持ちを、ひとつグッとこらえて、
対案を持てるようなプロセスの轍を一緒に作る。
そんな感覚でトライしてみてください。
思いもよらなかった新しい観点が発見できるかもしれません(^^)
人事コンサルタント
金森 秀晃