熱中を得る方法は、自分の手がけている事柄を正しいと信じ、
自分にはそれをやり遂げる力があると信じ、
積極的にそれをやり遂げたい気持ちになることである。
昼のあとに夜がくるように、ひとりでに熱中がやってくる。
(デール・カーネギー)
これは、名著 『人を動かす』、『道は開ける』でお馴染みの
デール・カーネギー氏の言葉です。
私はよく就活やキャリアに悩む若手から、
「私には熱中できることがないんです」
「熱中できることを探せません」
「そんなに興味を持てるものがありません」
という相談をされることがあります。
そんなときに、私は決まって
「まずは、縁あってやるべきこと、
やらなければならないことについて、
今、その瞬間は、私はこのために生まれてきたと思って
熱中してやってみてはどう?
だって、どうせやらなきゃいけないことなんでしょ?」
とアドバイスをするようにしています。
というのも、
このために生まれてきたと思って遂行したけれど、
どうしようもない違和感を覚えたり、
絶対違うという確信が得られただけでも、かなりの成果と言えると考えているからです。
なぜ、自分はそこまで嫌だったのだろうと掘り下げることで
自分がわかってくるので、そのための好材料であるともいえますよね。
むしろ、それを知るためにあらゆる仕事、タスクがあると
考えてもよいとさえ思っています。
そういう意味では、
まずは全く気乗りしなくても熱中を作り出し、
熱中することによって自分の心が求めるものに気づき、
それを追求していく過程で信念が作られる
そんなプロセスがあるのかもしれません♪
どうせやらねばならぬことをいやいややるよりも、
このために生まれてきたのだと信じてやり抜き、
結果何かを獲得できたほうが、人生の密度は格段に増していきそうですよね♪
やりたいことや壮大な信念がなくても全く焦る必要はありません。
やらねばならぬことを全力でやりきる過程で、
見出していけばよいのですから (^^)
やりたいことがわからず困っている方は
是非一度、こんな考えを試してみてはいかがでしょうか?
人事コンサルタント
金森 秀晃