どんなに注意していても、誰しも仕事でミスしてしまうことがあります。
大方は一度失敗したら「次からは気をつけよう」という気持ちが働き、同じ失敗を繰り返す確率は徐々に下がっていきますよね。
一方でミスを繰り返してしまう場合もあります。
ミスをしてしまうスタッフも、決して手を抜いているわけではないものの
上司から、「 何度同じことを繰り返せば気が済むの?」と 言われてしまって・・・と
毎回同じ失敗をしないようにしたいのだが、どうしたらいいか?という相談をいただくことがあります。
私がもしあなたの上司だったら・・・という設定でよくお伝えするキーワードは
ズバリ「分析」と「マネ」です。
まず分析についてです。
大事なのは失敗から学ぶこと。
そして同じミスを繰り返さないように予防することです。
人によってどのようなミスをしやすいのかは全くパターンが異なります。
自分は冬よりも夏に風邪をひきやすい、だから羽織るものを落ち歩く、というように
これは自分のよく間違えるパターンだ。と事前に分析し、注意を払う感じです。
まずは「自分が失敗するパターン」をできるだけ具体的に分析しましょう。
午前中よりも午後の方がミスしやすい
文章よりも数字のタイピングでミスを起こしやすい
忙しくなって作業が立て込むと慌ててしまいミスをする
ヒマな時に気が抜けてミスをする
といったように自分のクセや苦手な部分をできるだけ具体的にすることが重要です。
ミスの起きやすいパターンを自分自身で把握できれば対策することができるようになります。
続いて、マネについてです。
一流と呼ばれる方は、型を覚えるために最初は熟達者を徹底的にマネをするといわれています。
これは仕事においても同様のことが言えます。
失敗を繰り返す方は、自分の仕事の進め方について
「たまたま失敗した」とか「運が悪かった」というように外的要因を探しがちです。
(確かにそれもあるのですが)
それを改善するには自己流のやり方を捨て、上司や同僚の仕事のやり方を徹底的にマネすることが有効です。
まずは“自己流”の仕事を見直す。また指摘されたら自分のやり方とは違っても一度試してみる。
そうすることで新たな発見が必ずあります。
分析とマネは、慣れるまでは違和感しかないかもしれません 笑
違和感があるということは、それだけ取り組んでいるということ。
まずは2週間トライしてみてください(^^)/
人事コンサルタント
金森 秀晃