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一生仕事を楽しむ人

一生仕事を楽しむ人

仕事を楽しむのは、簡単そうで難しい。
そう考える方は少なくないと思います。

仕事にやりがいを感じられない、
職場の人間関係がうまくいかない、
頑張っているのに認めてもらえないなど、
キャリアについて何らかの不安を抱えている方は少なくないように思います。

悩みすぎる,考えすぎる,動けない

”空港のカリスマ清掃員”と言われている、新津春子氏という方がいらっしゃいます。
同氏が清掃員になった当時は男性社会だったのを、数年かけて女性もはたらけるように交渉した、パイオニア的な存在です。
全国ビルクリーニング技能競技会で、当時最年少記録となる27歳で優勝。
また、優れた空港を表彰する「ワールド・エアポート・アワーズ」において羽田空港が「世界一清潔な空港」に選ばれたことにも新津氏の功績が大きいと言われているそうです。

新津氏は「70歳になっても続けたい」と思うほど清掃の仕事が大好きだそう。
ですが、最初は他にできることがなかったため、しかたなく始めた仕事だったそうです。

そんな同氏がカリスマと称されるようになったのは、
実績はもちろんですが、
「継続する」と「動機を作る」の二つをトコトンやったからなのだと仰っています。

●継続することについて
楽しさを見出せないのは、自分が仕事に対して「これだ!」と思える自信がないからとしています。
自信は一朝一夕で身に付くものではなく、継続して身体が覚えてくると、続けられている自分を自分が信頼できるようになります。
自分への信頼度が高まる、それが自信になり仕事が楽しくなると考えているのだそうです。

●動機を作ることについて
組織で働いていると、上司から「●●を目指してほしい」と目標設定や動機付けをされることが殆どだと思います。
構図的に与えられたものですので、ともすると無意識レベルで受け身になりやすくなってしまいがちです。
たとえ与えられた目標だとしても、その中に自分自身の動機を見出すということが主体的に行動し、創意工夫をし続けられることに繋がるのかもしれません。

解決策,ソリューション,思いつく

仕事を単なる作業として捉えるのか、
自分にとって何が大切かを問い続け、自らを高めることができる格好の機会捉えるのかで、
どんな仕事でもやりがいや楽しみは自らの力で見出すことができる、
そう証明してくださっているような気がしました。
人生の先輩から、改めて学ばせていただきました!

人事コンサルタント
金森 秀晃

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