「タイタンズを忘れない」は2000年に公開され、
当時大変話題となった実話をもとに作られたスポーツヒューマンドラマです。
1971年にアメリカ国内であった人種による差別を描いた作品で、
白人学校と黒人学校が統合され、白人黒人混合のアメリカンフットボールチームが
生まれたことがきっかけとなって生まれた作品です。
様々な感動をもたらした同作ですが、
チーム作り、組織作りのヒントがふんだんに表現されていますので、
新組織が多々始動するこの年度初めに「チーム作りの秘訣」について共有させて頂きたいと思います!
ストーリーとしては、タイタンズにおいても、世間一般同様、
最初は白人チーム、黒人チームでいがみ合っていましたが
様々な過程を経て、チームは一つになっていきます。
本当に一つには絞りがたいほどたくさんの効果的なマネジメントがあるのですが
中でも最も印象的なシーンを一つご紹介したいと思います。
共通の敵、何と戦うべきなのかを共有する
ヘッドコーチは、戦うべきは別チームであることを明確にし、
怒りの矛先を勝負そのものに向けさせ、軍隊さながらのハードワークを課しました。
ただ軍隊のようなトレーニングを続けよというのはなかなか難しいものです。
ある日コーチは、南北戦争で多くの若者の命が失われた歴史的な場所で
五感を使って、「人々が敵意を持ち、憎しみ合うことの無意味さ」を若者たち に語ります。
コーチの言葉はもちろんのこと、たくさんの墓石がそのお言葉の重みを物語っていましたね。
「You listen
聞け
and you take a lesson from the dead.
死者から学べ
If we don’t come together right now, on this hallowed ground then we, too, will be destroyed.
この聖なる地でひとつになれなければ、我々も終わる
Just like they were.
彼らと同じだ
I don’t care if you like each other or not, but you will respect each other,
お互い嫌いでも、相手を認めれば
and maybe I don’t know, maybe we’ll learn to play this game like men.
きっと、いつの日か人として向き合える」
この映画をみると、
何を戦うべきか、を知ったチームの強さ、
チームの結束力が窮地をも救うということが、よく分かると思います。
たくさんのヒントが散りばめられた同作品になっておりますので、
素敵なチームを作ろうと思ったら是非一度ご覧になってみてください(^^)/
人事コンサルタント
金森秀晃