社会人にとって、集中力は成果を出すために必要な要素のひとつですよね。
だからこそ、
「なんで自分にはこんなに集中力がないんだろう?」
「仕事をはじめても30分で耐えられなくなってしまう。」
「昨日の夜は溜まっていた仕事になかなか手がつけられず、つい朝まで寝てしまった。」
というように悩まれる方も少なくないと思います。
科学的に5分でも10分でも着手するのがいい、
とされていますが、
集中力が切れていると、
「いやいやいや、それを始められてたら苦労しないよ・・・」
というほどその着手そのもののハードルが高くなっているということもあるように思います。
これは、集中力はもともとあるものではなく、
消耗資源であり、資源枯渇してしまうことにより起こります。
スタンフォード大学教授で、GoogleやGapへのコンサルティングを行っていることで知られるチップ・ハース氏は集中力について、このような実験をしています。
食欲を我慢せず、満足感を得られたグループと
食欲を我慢させたグループのふたつをつくり、
難解なパズルを解いてもらった。
すると、食欲を我慢せずにすんだグループは、課題に19分を使い、問題を解こうと34回の試行錯誤を行いました。
一方、食欲を我慢させたグループは、それよりも我慢がもたなかった。
わずか8分であきらめ、わずか19回しか試行錯誤を繰りかえすことができませんでした。
なぜこのような違いが起きたのでしょうか?
それは、「我慢した」グループは、すでに、我慢することで集中力を使い果たしてしまっていたからです。
つまり、私達が行動を変えたり始められないのは、
集中力がなくて行動を変えられないのではなく、集中力を使い果たしてしまったため、行動を変えることができなくなっているからということになります。
「自分には集中力がない」わけではなかったと思うと、
まだなにかできそうな感じがしますよね(^^♪
まずは「自分には集中力が無いのではないか」と悩む前に、適切に休息をとること。
当たり前のことかもしれませんが、
だからこそ、改めて大切にしていきたいですね。
人事コンサルタント
金森 秀晃