「芸術は爆発だ!」
に代表される数々の迷言?を持つ、岡本太郎氏。
そのイメージは、
真っ白なキャンパスに思うがまま自由に、大胆に、
そして感性のままに描いているようなイメージを持つかもしれません。
ですが、実際は決して感覚のみで描いていたわけではなく、
むしろ”出来上がりから緻密に逆算をし尽して”描いていたのだそうです。
その証拠に作品を描く前に、実際の作品を1/10、1/20に縮小した綿密な下絵を制作していたとされています。
そして実際のキャンバスに絵を描く際は常に下絵をを横に置いて、
自身で拡大をして実際のキャンバスにトレースするように描いていました。
天才と呼ばれた男が、実はとんでもなく計算していたとは・・・( ゚Д゚)!!
岡本氏のアプローチは、私たちの仕事でも活かせるように思います。
例えば「あなたに任せるから自由にやってみて」と言われたとき。
このような時、よくやってしまいがちなのが、
いきなりまっさらな状態からひらめきを頼りにアイデアを出そうとすることです。
そんな時は同氏のように
「ゴールの絵図を描く」ことから始めると良いと思います。
ゴールに到達した時に、
どんな気持ちになっているか
周囲の人とどんな言葉を交わしているか
その時の表情は
その時の服装は
というように、映像になるほど鮮明に^^
ゴールを設定することで、「考えるべき思考の焦点」が定まってくる。
逆に言えば、ヒトの脳というものはゴールがなければ、「思考の焦点」が定まらず、
何をやったらいいのかがわからなくなってしまう性質があるように思います。
天才と呼ばれた方でも、裏側では地道な努力を積み重ねている。
だからこそ、天才と呼ばれるようになったのかもしれませんね。
そう思うと、自分にもまだまだできることがある!
そんな希望をいだかせていただきました!
人事コンサルタント
金森 秀晃