先日のフィギュアスケート 世界選手権、
全国民の期待を一身に背負った戦士、羽生結弦選手が登場しました。
羽生選手は、フリーをほぼ完璧な演技で終え、
新ルール導入後初の300点台突破となる世界最高得点をたたき出しました。
しかし、結果は準優勝。
ハイレベルな戦いを制したのは、ライバルのネーサン・チェン選手でした。
多くの観衆は、気迫のこもった彼の演技を前に、
「よくやった、さすが羽生結弦。
でも、仕方ない、今回はネーサン・チェン選手が強かった。」
と思ったでしょう。
私もそう思いました。
しかし、
「このマインドセットがオリンピック連覇を成し遂げた王者の
王者たる所以なのだ」と痛感させられたのがこちらのコメント。
「やっぱり、負けには負けという意味しかない。
はっきり言って、自分にとっては負けは死も同然だと思っている。本当に、本当、勝ちたい」
私たちは普段、ベストを尽くそうという思いで仕事をしたり
スポーツをすることがあっても、
「負けは死も同然」
と捉えることはほとんどないのではないでしょうか?
私たち凡人には、羽生選手のようなレベル感では到底行動できないと思いますが、
この「負けは死も同然」と捉えるということは、すぐにでもマネできることのように思います。
この仕事を3分でできなかったら「負け」と思いながら仕事をしたら、もっともっと自分の持って生まれた能力を活かせそうですし、
このシュートを決められなかったら「負け」と思いながら毎日練習をしたら、試合でシュートを決めることも難なくできるようになるかもしれません。
そういう意味では、一つひとつの勝負に拘り、細かく戦い続けることが、
勝てる人間になるための秘訣と言えるのかもしれませんね。
負けは死も同然、そのマインドセットだけでも、見習わせて頂きたいと思います!
人事コンサルタント
金森秀晃