「私たち医療人は、プロフェッショナルとして患者さんと”同志”でなければならない」
先日、とある医療法人の院長先生とお話をさせていただいた際、
仰った言葉です。
近年、医療業界もサービス業だと取りざたされることも増えてきた背景もあり、
患者さんをお客様のように接する、という考え方もあります。
ですがやはり、人の命を救うプロフェッショナルたるもの、
”同志”になることが、入院中だけでなく退院後の予後にも影響があるということでした。
ポイントとしては、
相手の身体の不調を、自分事としていかに捉えられるようにするか
ということです。
最初は
「私は問題(病気)を抱えています。あなたはそれを解決できますか?」
という関係性だったのが、関わるうちに
「私たちには取り組まなければならない問題があります。力を合わせて一緒に戦っていきましょう」
という関係性に変化するということです。
「私とあなた」だったのが、「私たちと問題」という構図になっているということですね^^
患者さんをあがめるでもなく、逆に自分たちがしてあげてる、
とみるでもなく、あくまでも共通の問題解決をする仲間として尊重する。
その姿勢が、患者さん自身の問題解決能力を高め、
(身体の事を考えさせる習慣や調子の良し悪しを感じ取り、調整するなど)
一時の快楽だけでなく、人生を謳歌するためのご自身の考え方が構築されていくのだと学ばせていただきました。
人事コンサルタント
金森 秀晃