私は仕事柄、「成果を出したいんです!」
 と向上心が高い方にお会いすることが少なくありません。
中には「ズバッと斬ってください!」と潔い方も(^^)
そういうことであれば、
 と敢えてお伝えさせていただくことの中に
 「もっと上司を活かしてください」
 というのがあります。
これをお伝えすると、ほとんどの方が
 「部下である自分が活かされる方では?!」
 「上司を活かすと成果を出すって何の関係があるの?」
 と難色を示されるのですが、
 上司を活かすポイントをお伝えすると、
 「それは盲点でした!確かにそこに気をつければ自分のパフォーマンスもあがりますね!!」と仰います。
いろいろありますが、代表的なポイントとして、ふたつお伝えしたいと思います!
▶上司が判断するときの傾向を掴む
提案が却下されたら、
 上司が判断するときに
 ネックに感じていることはなにか?
 をヒアリングして、
 別の機会で決裁しやすいような
 解決策まで準備する。
お客様よりも顔を合わせる上司。
 判断を依頼することも格段に多いでしょう。
 上司の判断や考えを活かすには?
 という観点で考えることにより、
 お客様と商談や交渉をする際にも、
 多角的な視点で提案する力が鍛えられます。
▶ノープランで意見を仰ぐのではなく、選択してもらうつもりで
上司は部下が思っている以上に、
 様々なことを判断・決めていく役割があります。
 であればできるだけ判断に労力を使わせない
 (ゼロから考えさせない)ようにする。
 選択肢を3つは準備しておき、
 それぞれのメリット・デメリットも併せて準備し
 決めやすいようにしておく。
 などです。
上司の判断に仮説を立てて臨むことで、
 成果を出すための様々な策を自ずと考える
 習慣が身に付きます。
 また、そのやり方はそのままお客様に何かをご提案する際にも活用できます。
 そんな部下がいたら、上司としては「登用」せざるを得ませんし、
 頼られ、自分がうまく立ち回る手助けをしてくれるようになるかもしれません。
そういう意味では、上司の強みを活かせるように、
 タッグを組んでしまうことが、成果を出せる近道なのだと思います。
 参考になりましたら幸いです^^
 人事コンサルタント
 金森秀晃
 