経営やマネジメントは、性善説に沿って進めるべきか、性悪説に沿って進めるべきか?
これには今まで、多くの議論が重ねられてきたことと思います。
皆さんは、性善説ベースの上司、性悪説ベースの上司、
どちらの上司の元で働きたいと思いますか??
多くの方は、性善説を元に経営している上司というと思います。
私もずっとそのように考えている人間でした。
しかし、実際のところ、経営において結果を出しているのは
「性悪説」で考える上司なのだそうです。
(最初聞いた時は衝撃でした!笑)
でも、性悪説の組織ってなんだか窮屈そうだし、
部下のことを信じていないってどうなの?と思ったりもしますよね。
しかし、尊敬する経営者の方のお言葉に触れ、
私はその日から迷わず性悪説で経営を行うことにしたのです!
その言葉というのは・・・
「自分の元で働くことを選んでくれた人間は絶対に何があっても守り、
信じ抜かねばならないし、心からの信頼を寄せる必要がある。
それがその人間の能力や長所を最大限に活かすことに繋がるから。
しかし、人間誰しも“魔が差す”ということはある。
人間は自分が一番だが、非常に弱い生き物だから。
ではどうしたらよいか?あえて性悪説を基準に
してマネジメントをすることで、“魔が差す”余地を与えないこと。
そうすれば、心から信頼を寄せる仕組みを作ることができ、
“魔が差し”てその人間を不幸にさせることもない」
というものでした。
性悪説でのマネジメントは、人間の弱さも織り込み済みにして、
そうさせないという優しさでもあるということを初めて学んだ瞬間でした。
統計上成果が出ているというものには、
例えその瞬間納得がいかなくても
必ず、そこに成功するエッセンスが隠されている
そんな風に確信した出来事でもありました!!
マネジメントに悩んでいる方のヒントになれば幸いです(^^)/
人事コンサルタント
金森秀晃