近年、ワークライフバランスが重要視されている背景を受け、
仕事が自分の人生を充実させる要素のひとつであると考え、
やりがいや満足感、充足感を大切にしたいという価値観をお持ちの方が増えていると思います。
内閣府の「国民生活嗜好度調査」によると、
仕事への満足感は1990年代以降低下傾向にあり、
一方、自由時間を増やしたい、と回答した割合は、
年々増加傾向にあるという報告があります。
(比例して管理職に就きたくない、という方も増えている様子…)
この報告を反映するかのように、
個人の意にそぐわないこともやり抜かなくてはならない、
というような場面でモチベーションがガクッと下がってしまう方が増えているようで、
(組織で働くなら、折り込み済みにして置くことをオススメします)
そういったスタッフのフォローは、どうしたらいいですか?と相談をいただくことも(^^)
私がお答えしているのは、
スタッフが企業理念に共感しやすい環境をつくるということです。
仕事とは、自らの思いを実現することです。
つまり自分の人生と、いま行っていることに、共通項を見出すことだと思います。
他者に貢献することで、自分の人生を充足させるための手段と言えるのでしょうね。
満足感がある仕事をしたいと思ったら、成績や社会的地位も大事ですが、
自分の仕事が、結果としてどのように世の中に、貢献しているかを意識することが近道になります。
「自分の仕事は、たとえそれが全体のうちの小さな一部であっても、
それがなければ誰かを喜ばせることはできないものだ。」
経験や職種に関わらず、そのように仕事への誇りが持てたら、
その企業も、ひいては日本全体が元気になりそうですね(^^♪
(評価項目として共有化してしまうこともおススメです!)
企業理念やビジョンに掲げてある目的を達成し、
そして人の喜びをつくるために、今日も張り切っていきましょう(^-^)/
人事コンサルタント
金森秀晃