皆さん、こんにゃくの製造工程について聞いたことはありますか?
実は先日、その製造工程を伺う機会があったのですが、衝撃を受けております!
何に衝撃を受けたかと申しますと、人間の“食への執念”です。
“なんとかして食べる”という執念に、心打たれました。
初めてこのこんにゃくを食べようと思った方々は
一体どんな思いで、なぜそこまでして、この芋をたべようと思ったのか
どうやって食べられる方法を見出したのか
その過程に思いを馳せずにはいられません。
衝撃① こんにゃく芋は、生で食べると毒!?
こんにゃく芋に大量に含まれるシュウ酸カルシウムは、毒物及び劇物取締法では劇物に指定されているそうなのです。
中には、一口食べただけで七転八倒するくらいの毒だという方もいて、なんて恐ろしいものなんだ!!?と思いました。
昔は「毒芋」とも言われ、何でも、こんにゃく芋を粉にしてそれを吸った敵を苦しめるという戦術があったほどのものなのでだそうです。
(普通はここで食べることを諦めると思います)
衝撃② こんにゃく芋をペースト化したものの見た目
おそらく、こんにゃくと言われなければ、「灰色のどろどろしたもの」にしか見えないことでしょう。笑
衝撃③ しかもそこに、灰汁を混ぜる!?
灰汁(食品用水酸化カルシウム)を混ぜると、こんにゃく芋の毒性が消える
誰が芋を灰で煮ようなんて思いつくでしょうか。
執念のなせる技だとしか思えません。
つまり、何が言いたいかというと、
これくらい必死になったら、私たちはできないことがないのではないかということです。
「あぁなんか仕事終わらないなぁ」
「ちょっと仕事多すぎでしょう、人増やさないと無理ですよ」
「残業減らせなんて無理な話だよ」
なんて色々と思うところはあると思いますが、
そんなときこそ、一拍おいて、
「なんとかしてみる」という「執念」を抱いてみてはいかがでしょうか?
人事コンサルタント
金森秀晃