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責任感の形

責任感の形

自分に厳しくて真面目で責任感がある人物に、役職を任せる。
これは組織からすると期待の現れになります。
一方で、役職を担うにあたり、そういう人物だからこそのお悩みも多かったりします。

その中のひとつに「自分の仕事を他人に頼めない」というものがあります。
例えばプレーヤー業務の割合はそのままで仕事量だけが増えてしまった。
まだ自分が不慣れだからなと、持ち前の責任感でやっては来たものの、
一向に状況を変えられず、心身共にちょっとギリギリでになってしまう、ということです(+_+)
(当人からすると、それが役割に徹している、という事なのかもしれませんが…)

こうなってしまう理由として多いのが
「会社からお金をもらって仕事を引き受けている以上、自分でやらなければいけない」と思い込んでいることです。
確かに仕事をやるからにはその通りですし、その姿勢を見習おうとするスタッフもたくさん現れると思います(^^)
それとセットで、役職者ならではの思考も新しく構築していくことが、
役職者の皆さんをラクにしてくれると思います。

ではその思考とは・・・?
「他の人でもできることはお願いし、(役割として)自分にしかできないことに力を集中する」 ということです。
仕事を受ける上でもっとも大切なのは、
「誰がやるのか?」よりも「誰が責任を負っているか?」ということです。
プレイングマネージャーとして先頭に立つ必要がある場合が多いかもしれませんが、
自分の責任において仕事を他の人に依頼し、
仕事の仕上がりに責任を負っている、という思考であれば、
それは自分がやっているのと同じことになります^^
(できないと自ら報告してくる、という事もこの責任の現れと言えるかもしれません)

役職者自身がスタッフに任せられる仕事ばかり
抱え込んでしまっていては、 重要な仕事が来た時に受け取ることができず、
機会損失をしてしまうこともあるかもしれません。

まずは自分の手と時間を空けて置くことも、
役職者の大切な仕事のひとつと考えてみると、
任せるハードルを少し下られるかもしれませんね。

人事コンサルタント
金森 秀晃

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