上司への報告、事実確認をして完璧に報告したはずなのに
「で、何をいいたいの?」と言われてしまった(+_+)
なんて経験ありませんか?
こうなる原因の一つには、
「事実だけを伝えている事」があります。
「事実を伝えてるって、間違えたことしてないじゃないですか・・・!」
とお感じになるかもしれません。
はい、もちろん間違ってないです(^^)
が、あともうひと工夫が欲しいんです。
それは「目的意識を明確にすること」です。
“何のために、その事実を伝えるのか”
“どのような部分を判断頂くためにその事実を伝えるのか”
を考えて報告・相談をすることがポイントだと言われています。
上司の仕事は判断をして仕事の舵取りをしていくことですが、
舵取りのためには、重要度やリスクなどのレベル感を把握できなければ
どう動くかを判断することができません。
例えば、
「今日の売り上げは100万円でした」と報告したとします。
事実としては間違えてないのですが、
この売り上げ100万円は良いのか・悪いのかという判断はつけられないですし、
何のために売上の報告をしているのかが掴めないですよね。
これでは、「で?」と言われてしまっても仕方ありません。
では、具体的にはどうすればよいか?
必ず「目的・目標」から話すことです。
例えば・・・
目的 「売上促進について相談させてください」
↓
目標 「1日の売上目標は110万円で、」
↓
現状 「今日の売上は100万円でした」(←ここが“事実”のところですね!)
↓
分析 「要因としては単価が低いことだと考えています」
↓
対策 「対策としては~~と、~~を考えています。B案に関しては、
~円かけて~件の単価アップという成果を想定していますが、いかがでしょうか? 」
いかがでしたでしょうか?
事実を伝えることは、それそのものが目的なのではなく
仕事を動かすためにするものですよね(^^)
目的意識で“事実”に彩りを!
是非、試してみてくださいね♪
人事コンサルタント
金森 秀晃