自然体のままビジネス社会で活躍し、リラックスした働き方ができる・・・
そんな生き方ができるのが理想ですが、大半の人はストレスを抱えながら働いていると言われています。
一方で、ストレスとうまく付き合っている方がいるのもまた事実だったりします。
彼らはストレスをまったく感じないわけではなく、ストレスを感じた方を敢えて選び、ストレスと共存してしまうのだそうです。
そう、それはまるで「友達」になるかのように・・・笑
そんなストレスですが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?
厚生労働省が毎年調査している、労働安全衛生調査(実態調査)でどんなことにストレスを感じるかを回答してもらった所、下記のような結果が得られたそうです。
▶1位 仕事の質
難しすぎる仕事とか、あるいは簡単すぎてやりがいのない仕事。仕事の量はそのまま労働時間の長さに関わるものです。
▶2位 仕事の失敗、責任の発生
ちなみに3位以下には対人関係や昇進昇格、会社の将来性などさまざまな原因があげられています。
たとえば「長時間労働はつらい」「難しい仕事を任せられるとパニックになる」「失敗が怖い」「重い責任はいやだ」など、どれかは大丈夫でもこれだけはだめだ、というものは人それぞれと言えるということですね(^^)
ストレスをなくすには、他の事をして紛らわせたり、発散させてももちろん良いのですが、
長い目で見たときに有効なのは、ストレスと仲良くなってしまうことだと思います。
仲良くというのは「嫌だな・・・」「どうにかしたいな」と感じていることに、何でもよいのいつもと逆の立ち位置でストレスの背景を考えてみたり、
ちょっと難しいかもしれませんが、それがもしラッキーなことだとしたら?と別の解釈を作る事です。
例えばストレスが「上司が細かいことにまで指示を出してくること」だと感じていること人は、
自分が上司の立場だったら、自分にどのような指示を出すだろうか?とか
上司が指示を出してくれることで自分にとってラッキーなことは何だろうか?
と考えてみます。
すると上司の立場からすると、指示を出していたところは絶対に間違えてはならない所だった、だからあれだけ言っていたのか!と気づいたり、
指示を出してもらえることで、慣れた仕事でも注意力が維持できる、というメリットがあった。
という新しい解釈を作ることができます。
私達が生きている限り、ストレスがなくなるということはないのかもしれません。
だからこそ、それに新しい解釈を見出し友達のように共存してしまった方が、自然体でいられるような気がしませんか(^^)?
それは単にストレスをどうこうするということだけでなく、冒頭でお伝えした、
外的要因に振り回されず自然体で仕事をしていくことに繋がっていくのかもしれませんね。
人事コンサルタント
金森秀晃