先輩 「これ調べておいてくれる?」
新人 「はい!わかりました!」
↓ 報告があがってこない・・・
先輩「あれ、まだ?」
新人「え?調べましたけど?」
先輩「・・・え?(報告はしてくれないの?!やってないと思うじゃん!)」
この会話、先日のとある研修で伺った、嘘のような本当の会話なのです。
・先輩としては情報が必要だから調べてとお願いしているわけで、終わった段階で当然教えてくれるという前提があるので
終わったら教えてねということまでは言わなかった
・新人としては、調べてとは言われたけれども、調べたことを報告してとは言われていないという解釈
この「当たり前」を埋め合わせるって、なかなか難しいですよね。
この場合は当然、「一般常識から言えば」先輩の方に分があると思います。
しかし、事の大小はあるかと思いますが、こうしたコミュニケーションエラーの場合、
どちらも仕事にやる気がないわけでも、悪気があるわけでもなく、
ただ「行間」を読むために必要な経験値が不足していたり、知らないことが多いだけだったりもするのです。
(あるいは先天的にそういうことを感じ取るのが苦手という方もいらっしゃるかもしれません)
そうした方に出会った時に、是非、
みなさんに認識していただきたいことがあります。
それは・・・
「歩み寄り」のランクをあげるチャンスが到来した
という紛れもない事実です。
「うわー、なんでこんなこともわかんないんだよ、マジかよ」
「えー、さすがにそこは空気読んでよ」
「え!?これいったらさすがにあれはセットでしょ!?」
なんて思う相手に出会ったら、今までのように
「あいつ使えねぇな・・・もう仕事頼むのやめよ」
と思う前に、
「チャンス到来!!!」
心の中でガッツポーズをしてください。
歩み寄りのランクがあがるということは、
それだけコミュニケーションの幅とアプローチのレベルがあがるということです。
その方とのコミュニケーションのみならず、あらゆる方とのコミュニケーションを円滑にし、
あなたの仕事やプライベートを実りあるものにしてくれることでしょう(^^)/
人事コンサルタント
金森秀晃
更に、歩み寄りを「共感」として展開していくこともできます!