こんにちは!
コンサルティング事業部、榊原ことバリーです。
今日も金森社長ブログをジャックします!
先日、ある社会福祉法人様で、スタッフの皆さんに人事評価制度の構築前インタビューをしてきました!
(これがあるために、導入法人様からは高く評価を頂いています!)
その最中、職員のAさんから素晴らしいお話を聞けました。
思いやりのひと手間のつもりが…
Aさんは新卒の頃、肺気腫で思うように動けずふさぎ込んでいた入所者さんを励まそうと
”元気にいきましょう!”とか、”笑って、笑って!” と声をかけるように努めていらっしゃったそうです。
するとその方からは
「あんたはいいよな、若くて、元気なんだから。でもこっちはいつもしんどいし、思うように動けないんだ。そっとしておいてくれないか」
と言われてしまったそうです。
「ふさぎこまず、元気でいてほしいと思って言ってたけど、入所者さんからすれば余計なお世話だったのかもしれません。
その時にはすっごく落ち込んでしまって、周りから沢山心配もされたけど、
金森社長の研修もあって、
”一度に伝わることに期待するんじゃなくて、一度に伝わらないこと前提に歩み寄ったり少しづつ伝えて行こうとする姿勢が大切”
と思えるようになって、同じことを続けるだけじゃなくて、反応を見て、伝え方を変えるように工夫するようになりました。
特に声に出さずとも「苦しいよ」と仰っている方に「苦しいですね」と応え、
受け入れていくことで劇的な効果が出ました。
件の入所者さんに実践したら、表情はだんだんと和らぐようになり、明るく過ごされるようになったんです。
後輩にもこのひと手間を教えて、少しでも入所者さんの癒しになれるよう、施設の雰囲気を良くしたいと思ってます!」
僕はAさんのアツい思いに感動しました!
また、インタビューの結果を理事長様・施設長様はじめ経営側の方にお伝えすると、
「一生懸命やっていると聞いてはいたけど、こんなことを考えて働いていたのか!」
と、Aさんの原動力を知って驚いていらっしゃいました。
(こうしたスタッフの思いを汲み取れる機会って、なかなかないのかもしれません)
一度で通じなかったとしても!
どんな形で思いやりを表現しても、一度で気持ちを通じさせることは容易ではないと思います。
でも、やり方を変えて試みを続ければ、いつかきっと通じるのではないでしょうか。
そして、続けることが誰かの希望になることも。
Aさんのような方の頑張りがもっと評価されるように、業界を変えていきたい!
心新たに頑張ろう、と思ったバリーでした。
例えば、こんな風に共感を示していくと、気持ちはより通じやすくなるかもしれません。