昨今、人事評価制度の構築は社会的にも強く求められるところとなっています。
それはなぜか??
・公平、公正な評価でモチベーションをあげるため
・やる気をださせて売上をあげるため
・賃金の適正配分を行うため
などなど、色々な理由があると思いますが、
私たちは、つまるところ、
“その組織にいて、そこで働くことの存在意義、
生きている意味を感じさせることができる”
からではないかと感じています。
単純に、これを感じることができる方が増えたら、
幸せな人が増えると思いませんか?
実際、うつ病の方が増えている背景としては、
「選択肢が多く答えのない時代」ということがあると思います。
そうした状況の中では、答えは自分で見出すか、
組織の中に居場所を見出すしかありません。
(昔のように自分は武家に生まれたから武士になるという
アイデンティティを作りにくいという意味です)
しかし、何もないところで、いきなり自分自身に価値を見出せということは
「技術」が無い限り非常に困難なことなのではないでしょうか。
しかも、日本の義務教育ではその技術を教えてくれることは今のところありません。
だからこそ、大学や企業においては、
「自分で答えを設定して、自分の人生を切り開く」
ための技術を伝えてトレーニングしていくことが必要であると私は思っています。
そのためのある種の補助輪がこの人事評価制度といえるのではないでしょうか。
答えのない時代に、組織の憲法という一つの答えを与えられ、
そのガイドラインに基づいて目標設定スキルを学んでいく。
そうして人間を強くしていくことに、評価制度の真の価値があると考えています。
メンタルヘルスの問題も取りざたされていますが、
本当の意味での評価制度が浸透し、その担い手が増えれば、
そうした悩みで苦しむ方も減るのではないか、と思います。
なぜなら、私のところに相談にいらっしゃる方のほとんどは、
組織における自分のアイデンティティーが失われた事への不安感や
人生の答えを見いだせずに苦しまれている方だからです。
私にとって評価制度とは、単に、人を“評価”する手段ではなく、
それを使って、「日本人を、また、日本の組織を元気にする飛び道具」 なのです。
少々、立ち入ったお話になってしまいましたが、
暦が変わる直前に、改めて動機と信念を明確にしたい!
と思い、ブログにしたためてみました。笑
最後までお読み頂きありがとうございます!!
今日も一日張り切っていきましょう(^^)/
人事コンサルタント
金森秀晃
ではなぜ、特に医療・介護業界において注目が集まっているのでしょうか?