この人について行きたいと思える上司って、どんな上司でしょうか?
・優しい上司?
・頼りになる上司?
・導いてくれる上司?
皆さん、「クリミナルマインド」という海外ドラマ、ご存じでしょうか?
アメリカのBAU(FBIの行動分析課)を題材とした刑事ドラマで、僕も好きで、よく観るのですが・・・
そこに出てくる、ホッチナー特別捜査官(FBI行動分析課のリーダー)がカッコイイのなんの!!
(すべてのキャラクターに味があっていいのですが)
中でも僕が好きなシーンがありまして・・・
部下のジャロー捜査官は各州の警察からの強力依頼を精査し、
FBIの行動分析課で、どの案件を取り扱うかを決めていく担当者なのですが、
その中で、「60人もの方が行方不明になっているにも関わらず、
行方不明者がホームレスや娼婦のため捜索願いが1件も出ておらず、
捜査対象になっていない」という案件を知ることになります。
(事件性があるかどうかが不明瞭なので現地警察も動くに動けないという状況)
ジャロー捜査官は、
本当に“事件”なのかが不明瞭な状態でチームを動かしてよいのか・・・
という思いも抱えつつ、このままどんどん人が消えていったら・・・
という不安を、上司であるホッチナー特別捜査官に伝えたところ、
「現地警察の要請無くしては動けないが、事件の可能性を訴えることはできる」ということで現地へ。
自分の判断が正しいかどうか不安に思い、その心中を現場に向かう機内でホッチナー特別捜査官に打ち明けたとき、
ホッチナー特別捜査官が言った一言!!
(事実はどうあれ)
「私が敬意を払っている人間が、
60人の安否を心配しているのであれば、行く価値がある」
(か・・・かこよすぎます、ホッチナー捜査官!!)
そこでジャロー捜査官が、目を潤ませてほほえみ返すというシーンがあるのですが、
いやぁ、これぞ上司力だな!!思わされるのです。
「信頼しているぞ」という言葉をかけるよりも、
信頼を行動で示し、その根拠を語る。
そしてそのすべてに責任を負う覚悟をもっている。
私もこうした上司でありたい!とこのシーンを観る度に思います!
日々精進ですね。
人事コンサルタント
金森秀晃