今日は、実録、評価制度シリーズ第4弾!をお届けしたいと思います。
※過去実録はこちら!
【実録】医師評価制度導入後、組織はどう変わったか!?
【実録!】他の病院はどう乗り越えた!? 医師評価制度導入に伴う、懸念事項10選 ~前編~
【実録!】他の病院はどう乗り越えた!? 医師評価制度導入に伴う、懸念事項10選 ~後編~
今日は何の実録かと申しますと・・・
プロのコンサルティング会社が匙を投げた病院の医師評価制度導入までの道のり
と題しまして、お届けしたいと思います。
物語の舞台となるのは600床クラスの某一般病院。
さて、その病院ですが、
実はコンサル会社が仲間内でその名前を聞くと、
「いやぁ・・・あそこは無理でしょう」と
怖気づく(笑)病院で有名でした。
(心霊スポットじゃないですよ。笑)
というのも、その病院、
幾度となく評価制度導入のコンサルを入れては話が立ち消え、
また再燃したと思えば立ち消え、
今度こそ!と思えば、やはり立ち消え・・・
というコンサル会社としては最も不名誉な事態が3回連続で起こっている病院だからです。
最も大きな理由の一つが、「労働組合」と昔ながらの「理事」の存在。
一度、納得したと思っても、結局は
「給与を下げるために評価制度改革をやろうとしているのだ」
などという強い抵抗にあい、毎回頓挫していたのでした。。
また、「医療職たるもの、評価されるべきではない」という昔ながらの先生の意見もあり
評価制度は暗礁に乗り上げていました。
3回プロがチャレンジしてダメだからさすがにZACさんでも・・・
と言われつつ、コンサルを引き受けた弊社は、
まず、何をしたか?
・労働組合の意見徴収
・反対する理事の先生への聞き取り
この2点です。
今までのコンサル会社は、制度構築を先に手掛けて
この反対勢力を味方につけることを最後まで後回しにしていたということがあったようなのです。
ですので、遠回りなようですが、地道になぜ評価制度導入に不安を感じるのか、
どういう評価制度だったら受け入れられるか、
どういう評価項目は入れてほしくないか、逆にどういった項目なら歓迎か
細かく丁寧にヒアリングを行いながら、コンサルタント側の見解も述べ、
反対勢力になっていた方々とパートナーシップを築いていきました。
ご意見を伺ったうえで、
今後の病院の未来、そこで働く方々の本当の安定とはどのように作られるのか
今の制度のままで本当によいのか、待遇をよりよくしていくことができるのか?
あらゆる視点で、評価制度導入の必要性を訴え、
みなさんとコンセンサスが取れるまでは私たちは導入しようと思っていないということも伝え、
当初反対していた9割の方から「ZACさんの作る制度であれば賛成する」というところまでもっていくことができました。
そこから先は順風満帆!!!とまではいかないものの(笑)
新たに反対される方がでてきたとしても、
そのときは当初反対をされていた方々が、
「それはこういう意味だから大丈夫だと思うよ」、
「気になることがあればちゃんと聞いてくれるから大丈夫だよ」
と前向きなことを伝えてくれるようになっていました。
一番大変なところは、一番最初に手を付ける!
そして納得いただけるまでとことん最後まで向き合う!
これがZACのスタイルです。
「もううちはだめかもしれない・・・」
と思っていらっしゃる法人様も、諦める前に、ぜひ一度お声がけください♪
必ず、解決してみせませす!
人事コンサルタント
金森秀晃