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「部下に受けさせてあげたい」と思われる研修を

「部下に受けさせてあげたい」と思われる研修を

「●●病院の、高橋ですが、金森先生はいらっしゃいますか?」

10月3日の月曜日、一本の電話がかかってきた。

たまたま僕が社内にいたので、
電話に出てくれた社員が、こんなお電話いただいてますと声をかけてくれたのです。
「金森先生とおっしゃるので、生徒さんでしょうか?念の為確認をと思いまして」と。

●●病院は初めて聞く名前の病院でした。

「あれ?うーん、、、僕宛て・・・なんだよね??」

色々な疑問が沸き起こりましたが、
そのときはなんだか虫の知らせのような気がして、
「ありがとう、出るよ。代わって!」
と電話を取りました。

「え?あ!金森先生!!お久しぶりです!!
出て下さると思わなかった!

あの、8年前、▲▲病院(10年来お付き合いのある病院様)での3年目研修のときに、
金森先生に研修中に叱られた高橋です。

覚えていらっしゃいませんよね・・・?」

記憶が蘇ってきました。

8年前といえば、まだまだ僕も講師歴10年未満のあまちゃんの頃。笑
(でもだからこそ、情熱だけは誰にも負けなかった。)

3年目の方を対象にした研修で、終始ふてくされた態度をとっていた当時3年目の彼に、
「僕の話を聞かないのはいい。でも、他人の命を預かるあなたが、
あなたの命(時間)を無駄にしていることは見過ごせない。
ふてくされて何もしないくらいなら、目的意識をもって堂々とさぼりない」

と研修中に叱ったのです。

当時の僕は、彼が本当は熱くて実直で誠実な人間だと感覚で感じていたからこそ
それをないがしろにする彼の態度が許せなかったのでしょう。

「いやぁ、あのときは、なんだよ、マジでむかつくなと思ったんですけど、
あとにも先にもあんなインパクトある研修はなかったなと思いまして・・・笑

あのとき金森先生に言われたことをずっと座右の銘にしてるんですよ。
命を預かる人間は、自分の命も大切に使うべし!と。

それで、実は今僕、●●病院で研修担当やってまして、
今中堅職員の研修企画してるんですが、それを先生にお願いできないかなと思って、
ご連絡させていただいたんです。」

そんなお電話でした。

長く研修の事業をしていると、
数年前、研修の受講者だった方に
今度は管理者として、教育担当者として出会えることがあります。

これほど嬉しいことがあるでしょうか。

「自分が受けた研修を部下に受けさせてあげたい。」
「後輩にも聞いてもらいたい。」

そんな風に思ってもらえる研修を作り続けたい。

そんな風に思ってもらえる会社でありたい。

そんな風に思ってもらえる自分でありたい。

改めて、そんなことを考えさせられました!

高橋くん!大切な気づきをありがとう!!!
研修も頑張ります!

人事コンサルタント
金森 秀晃

株式会社ZAC
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