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人事制度 Q&A Vol.2 ~コンプライアンス研修って具体的には何をやるべき!?~

人事制度 Q&A Vol.2 ~コンプライアンス研修って具体的には何をやるべき!?~

Q.
コンプライアンス研修は義務化されているけれど、正直、幅が広くてどこに焦点を絞ったらよいかわかりません。
個人情報保護、虐待、ハラスメント、インフォームド・コンセント、倫理、労務、診療報酬のルール、危機管理、訴訟対策・・・
毎年何をしたらよいか迷ってしまい、毎回個人情報保護の話になってしまうので、
スタッフが飽きてきてしまっております。どうしたらよいのでしょうか?

A.
確かに、コンプライアンスというのは領域が広いため、少々わかりにくい分野ですよね。
いきなり何かやってと言われても困ってしまう方も多いのではないでしょうか。

コンプライアンスがわかりにくい背景としては・・・
その規範の対象が多種多様にあるからです。

コンプライアンスの対象となる規範は
法規範(法律、条令、その他政府の規則)などの大きなくくりから、
社内規範(社内ルール、業務マニュアル)などの小さなくくり。
その他、倫理規範、企業倫理、社会的規範などもあてはまってきます。

うーん、
確かにわかりにくいですね・・・笑

そんな時こそ、一度シンプルに考えてみましょう。

当然、「こういうところに気をつけましょう」という形の研修は重要な要素ではあるのですが、
それ以前に、そのコンプライアンス違反が起こる原因、本質について
考えていくべきなのではないでしょうか?

私の考えるその「本質」とは?

“社内規範”を形作る、”人事評価制度”と
それを効果的に運用するための”コミュニケーション”です。

人事評価制度は、組織がスタッフに求めることを明文化したメッセージシートのようなものです。
そこにリスクマネジメントができる人材としてのあり方を明確に打ち出すことが大切です。

ただ、それだけが渡されても、そのメッセージシートに意義を見出し、
徹底させる情熱と技術がなければ、
形骸化された、絵に描いた餅で終わってしまいます。

その技術こそが、コミュニケーションスキル!

場づくりを含めた1対複数から1対1のコミュニケーションまで、
幅広く対応していくことが非常に重要と言えるのではないでしょうか。

そんな背景から、コンプライアンス研修の中に、
コミュニケーションの要素を組み込んでいただく法人様が非常に増えてきております。

何か雑多な問題を解決したいと思ったらまず、
雑多な問題が起こる要因・本質に迫ってみると、
案外すっきりと解決策が見つけ出せるのかもしれません。

簡単なようでなかなか難しいことですが、
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