きょうのテーマは「人間を客観的に100%評価することはできない?」です。
人事評価制度を構築、今年取り入れて運用をスタート!
しかし評価制度の精密さを求めようとして行き詰っている法人様のご相談は
とても多いです。
どうして???
合理的な評価や科学的な評価の仕組みづくりにいくらエネルギーを費やしても、
結局、人間を客観的に100%評価することはできない、
ということに早く気が付くべきなのです。
実は、スタッフの賃金や評価に対する不満の大部分は
説明が無いことに起因しているケースが多いんです。
大切なのは従業員一人ひとりの納得性、
これを得るための努力をすべきです。
では従業員が納得するのは、どういう場合なのでしょうか。
それは、評価制度の精密さよりも「オープン化やフィードバック」が重要なのです。
ベストよりもベターな方法でまずは実行し、運用を通して得られるヒントを取り入れて、
徐々に改良しながら従業員のモチベーションを上げていった方が
非常に効果的であり現実的。
医療機関や福祉施設などのように
まだ評価制度の導入自体が未体験のところは、
以下の点に留意しながら導入した方が良いと思います。
1. 最初は運用しやすいやり方で実施する
2. 従業員に対するコンセンサス作りを大切にする
3. テストランを実施する
4. 賃金制度をより評価制度を先行させる
5. 常にシステムのバージョンアップを図る
『評価制度のポイントはオープン化とフィードバック』
人事コンサルタント
金森秀晃