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新旧名曲の意外な共通点

新旧名曲の意外な共通点

年末は色々な歌番組で懐かしい曲や
今話題の曲を耳にする機会が多いですよね。

そこで気づいたことを少しブログにしてみたいと思います。

まず、この世代を代表するシンガーソングライター
藤井風さんの「死ぬのがいいわ」。

とてもクセになるリズムで私も
なんだかよく聴いてしまう(笑)曲の一つなのですが
2年前に発表されてSNSなどで世界中に広がり
2022年世界で最も聞かれた日本の歌になったそうです。
そして、つい最近御本人がこの曲の真意を語ったことでも注目を集めました。

「わたしの最後はあなたがいい
あなたとこのままおサラバするより
死ぬのがいいわ

三度の飯よりあんたがいいのよ
あんたとこのままおサラバするよか
死ぬのがいいわ」

こんな歌詞だったので私はてっきり
恋愛ソングなのかなと思っていたのですが
この「あなた」というのは、
「自分の中にいる愛しい人。自分の中にいる最強の人」のことであり
心の中にいる理想の自分のことを指しているのだそうです。

つまり理想を忘れるくらいなら死んだほうがいいということですね!

この解釈でこの歌を聞くと全く違った歌に聴こえてきて、非常に驚かされました。
また、この「あなた」を自分の大切な何かに置き換えて聴けば、
本当に様々な解釈ができる非常におもしろい作品だと思いました。

そして、様々な解釈ができる作品といえば…

もう半世紀ほど昔の楽曲になりますが
今聴いても新しさを感じさせてくれるユーミンの永遠の名曲「卒業写真」。

これも青春時代の淡い初恋を思い浮かべながら聴く人が多いと
思うのですが、実はもともとは恋愛の歌というわけではなかったのだそう。
歌詞に出てくる「あの人」というのはお世話になった美術の女性教員。

「町で見かけたとき 何も言えなかった
卒業写真の面影が そのままだったから

人ごみに流されて 変わってゆく私を
あなたはときどき 遠くでしかって」

そういう視点で見るとたしかに全く違った物語と情景が浮かんできます。

ユーミン自身は完全にその人のことを思い浮かべて書いた歌詞なのに
多くの人はそれを自分の別の経験と重ねて
別々の解釈で味わっていたということになりますが、
本当に不思議ですよね!

藤井風さんの「死ぬのがいいわ」とユーミンの「卒業写真」。
この新旧2つの名曲に共通して言えるのは、
見る人、聴く人の分だけ解釈があり、曲自体が
「自分の経験や解釈に照らし合わせて自ら心を震わせる道具」
になっているということです。

これぞ芸術の真髄であり、
ビジネスやマーケティングの真髄でもあるような気がしました。

よい作品から学ばされることは本当に多いですね。

私もビジネスの分野においてになりますが
自分自身をも徹底的に道具にして
「誰かの心を震わせるきっかけを作る作品」を届けていきたいと
改めて思わせていただきました!
日々精進!

人事コンサルタント
金森秀晃

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