年度変わって、そろそろひと月!
新人さんもだんだんと職場や仕事内容にも慣れてきて、徐々に組織が回りだしていらっしゃるのではないでしょうか?
このころになると少しずつお話に出てくるのが、
先輩-後輩間のコミュニケーション問題。
誤解や齟齬で関係が悪くなったり、場合によっては離職の原因になってしまうことも(><)
何故、こういうことが起きるのか?
僕の知る限りにはなりますが、「共通の目標」が不明確であることが要因になるケースが大半を占めると思います。
例えば、仕事で問題が起きたときの「共通の目標」とはどんなことでしょうか?
それは起きた問題から学び、関わった全員が行動を修正して、再発を防ぐことだと思います。
ということは冷静に考えればわかるものの、問題が起こってしまったときは、冷静でいられない時もあると思います(+_+)
「しまった、どうしよう・・・!」
「また○○さんってば、ミスしてる!」
というように、そこに関わった人達の感情や状況で、頭ごなしに叱ったり、指摘してしまい、
誤解や齟齬が生まれてしまうのではないでしょうか。
A病院でアサーティブ・コミュニケーション研修を受講されたBさんの感想をお聞きした時のことでした。
「”共通の目標を設定する”と聞いてハッとさせられました!
僕は今年から指導を担当しているのですが、
失敗や間違いを振り返って、後輩に直させようとするときに”なぜ”とか、”どうして”と一方的に問い詰めるだけでした。
”患者さんの為にミスを無くそう!”と、共通の目標を共有・設定したうえで、じゃあどうする?を考えて、
相手を責め立てるのではなく、先輩・後輩関係なく一緒に”目標に向かう同志”として接しなければならなかったですね。
これ、すぐに現場で生かせると思います!」
Bさんの、気付きを自分事に落とし込む客観性と理解度の高さに、
真剣に後輩指導に悩んでいらっしゃったBさんのプロセスは、このためにあったのかもな・・・と
Bさんから諦めずに問題意識を持ち続ける事の価値に気付かせていただいたように思います。
「共通の目標」を持つ同志として、一緒に考えようとする姿勢は後輩本人の
大きな希望になるのではないでしょうか?
Bさんの様な人間性を、未熟ながらも持つ!と決めてみよう!
と思ったある春の日でした(^^♪
人事コンサルタント
金森 秀晃