「組織の足し算は掛け算になる」
人と人が仕事をすると、お互いの力が相乗効果を生んで足し算ではなく、掛け算となる、ということです。
この言葉を、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
「役割の明確化」
組織で役割を明確にして分担をきちんと行えば効率的に仕事が回る。
これは弊社が特化している医療・介護業界に限らず、どの業界でも共通することかと思います。
役割を明確化することにより、その方が本来持つ能力を発揮できるようになります。
もしその方が本来持っている(と思い込んでいる)以上の力を出せるとしたら・・・
三方よし、以上に四方よし!な状態になりそうですよね(^^)
では、そのためにはどうしたらよいのでしょうか?
それは、「全体像をつかむ」ことです。
▶全体像をつかむこと
▶個人の役割が明確なこと
このふたつの両輪を回すことで、人は自分が本来持っている能力だ(と思い込んでいる)以上の力を出せるようになっていくといわれています。
例えば、お正月に開催される「箱根駅伝」がイメージしやすいです。
一本の襷(たすき)をつないで速さを競う競技です。
自分の限界ぎりぎりで襷をつなぐ、あの姿に毎年胸が熱くなってしまいます!!
なぜ、あそこまで取り組むことができるのでしょう・・・?
大学の、チームのメンバーの、応援してくれている人のことを考えて立ち止まることなど、微塵も思わないのかもしれません。
考えていることは
▶ チームにどうやって貢献できるか
▶ そのためには何をやればいいのか
このふたつだけなのではないでしょうか。
実は組織もコレと同じことが言えるのだと思います。
組織の全体像が明確で、進むべきゴールが見えている。
そして、メンバーの役割がかっちりと決まっていれば1+1が2ではなく、5にも6にもなるってことですね(^O^)/
そのためにも管理者は、上からの指示や命令を部下に伝えて、徹底させることが仕事です。
よくやってしまいがちな指示の出し方なのですが
一番出し方としてマズイのは
「みんなで力を合わせて仕事をやってくれ」という指示の出し方です。
この状況だと「誰」と言われていないので、メンバーも「誰かがやってくれるだろう」と思っています。
これは、社会的手抜きとも言われています。
チームプレーで甘えがでると、1+1が2ではなく0.5となってしまいます。
ここが本当は2ではなく3や4になるのが理想ということが言えますね
個人の役割がきっちりしていると一人ひとりの自覚が生まれやすくなります。
それは全体像から、個人の役割が見え・責任感が芽生えるからなのだと思います。
次世代を担うスタッフ育成には、地力をあらかじめ鍛えておく。
(スポーツでいう基礎トレーニングのようなものですね^^)
これが発展性の高い組織作りにとってポイントになると思います。
ZACの管理者研修では、このような組織作りのための「やり方」と「考え方」の両輪をお伝えしています。
人事コンサルタント
金森 秀晃