「一応、やることはやってくれるんだけど、
部下が本音を話してくれていない気がして距離を感じます。
自分は信頼されていないんだろうかと悩んでいます。
本音で話してくれるようになるにはどうしたらいいでしょうか。」
先日、管理者研修の中でこのような相談を頂きました。
このご時世、プライベートなことを突っ込んで聞くわけにもいかず、
それなりの距離感を保ちつつ、でも仕事の上では信頼関係を育みつつ
ということで、難しさを感じる管理者の方も珍しくないと思います。
みなさんなら、このお悩みにどのように回答しますか?
私は答える前にまず質問をしてみました。
「本音を話してくれないことと、信頼をされていないことはイコールですか?」
すると、必ずしも「完全一致」ではないということに気づいてくださいました。
仕事をする上で信頼のおける上司であったとしても、
早く家に帰りたい理由、休みたい理由、仕事に関する本音、
全部をそのまま話せるかどうかはまた別問題です。
もちろん主体的に話したいと思える間柄であれば
それはそれでプラスに働くことも多いかもしれませんが、
例えば尊敬しているからこそ、言い出せないこともあるかもしれません。
であれば、必ずしも本音を語ってもらえなくても、
仕事上求める役割を果たしてもらえるように支援できていれば
それでいいということになります。
ただ、本音を言い出せないまま、
思い詰めて辞められたりしても大変ですから、
部下が胸襟を開いて話をしてくれることそのものを目的とせず
発言から本音に近いことを汲み取る訓練をしたり(邪推はしない)、
この人にだったら本音をいっても大丈夫だと思ってもらえるまで
行動証明をして待ち続けるというのが最適解といえるでしょう。
ちなみにですが、
「本音を話さなくてもよい」という安心感を与えた方が、
逆に本音を話しやすい雰囲気になるということも
覚えておいて損はないと思います。
部下との距離感で悩んでいる方の参考になれば幸いです!
人事コンサルタント
金森秀晃
