こんにちは。
人事コンサルタント・講師の三上絢愛です。
今日は金森社長のブログをジャックいたします。
リアクションが薄かったり、なにか思っていそうなのに自分の意見をなかなか言わない部下に対して、
「さすがにこの問いかけには返してくれるだろう…」
そう期待して伝えてみたのに、思ったような反応が返ってこない。
そんな瞬間、がっかりしたり、
「もうどうしたらいいのか…」と諦めたくなることはありませんか?
チームリーダーとして育成に携わるようになったばかりのころ、
今よりも未熟だった私はまさにその真っ只中でした。
当時、メンバーのひとりにリアクションの薄い部下がいました。
チーム全員で成果を出すためにも、もう少し相互理解を深めたいなと思い
いろいろと仮説を立ててアプローチを変えていたものの”塩対応”の日々でした(-_-;)
そんな日々が数か月ほど続いたころ、まだ模索中だった私は
仮説を立てて、いつもと違う伝え方で説明してみました。
感覚ですが”よし、これなら“承知しました。試してみます”って返ってくるはず”
と確信めいたものがあり内心ワクワクしていました。
でも返ってきたのは、いつも通りの
「はい~…」という何とも釈然としないリアクション・・・(><)
その瞬間、「あれ?なんでこんな反応なんだろう…」と
想定と違う反応に戸惑いと苛立ちが入り混じりました。
自分の未熟さゆえに招いていることかもしれないと思う一方で
部下を想定して準備したリアクションと違う反応が返ってくるたびに、
どう伝えればいいのか悩みすぎて、正直しんどくなっていました。
仕事も思うように進まず、他のメンバーのことも考えると
「伝えても響かないなら、もう自分でやった方が早いかも…」
そんな思いが頭をよぎることもありました。
そんな私の行動を大きく変えたのが、ある「視点転換」でした。
それは、代表からいわれた一言でした。
「仮説は“当てにいく”んじゃなくて、“壊しにいく”ものだよ」
この言葉に、私はハッとさせられました。
そもそも仮説を立てるのは、
「目指すゴールと現状のギャップを見つけて、次の一手を考えるため」。
なのに私はいつの間にか、
「一発で正解を出すこと」が目的になっていたんです。
「この伝え方なら、きっと伝わるはず」
「こう説明すれば、納得してくれるはず」
でも、現実はそう甘くない。
思い通りの反応が返ってこないと、ついイライラしてしまう。
気づけば、頭の中で“こう言えば、こう返ってくる”
という正解のシナリオを描いていたんですよね。
なので仮説と違う結果に対して”間違えた”と思い、がっかりしていたのかもしれません。
でも、「壊しにいく」というのは、
ギャップを発見し、柔軟に修正し続けることです。
こうなるとギャップは「上手くいかなかった事」ではなくて
「修正のための情報」に変わります。
「なるほど、そうじゃなかったんだ」と気づけたら、
次のアプローチを考えればいい。
むしろ、ズレが見えるからこそ、前に進めるんですよね。
そこで私は、仮説を立てたことで得られたギャップ(情報)を使って伝え方を工夫してみました。
私:「今の説明、どう感じた?やりにくそうなところある?」
すると部下は、
「実はちょっと不安で…」
「こういうやり方もあるのかなと思ってて…」
と話し始めたんです。
その瞬間、
“反応が薄い=やる気がない”
という私の仮説は、見事に崩れました。
本当は、
不安があった
別案を考えていた
どう切り出せばいいか迷っていただけ
実は、そんなシンプルな理由だったんです。
この経験から私は、
“伝えたつもり”ではなく、“伝わるまで工夫する”
という姿勢を持てるようになりました。
以前は「はい~…」だけだった部下が、
今では自分の考えを素直に話してくれるようになり、
コミュニケーションが格段にスムーズになりました。
もし今、
「部下と話がかみ合わない」
「どう伝えたらいいかわからない」
そんなお悩みを抱えている管理者の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ一度ご相談ください。
一緒に“伝わる”コミュニケーションのヒントを見つけて、
部下と信頼関係を築きながら、チームの力を引き出すお手伝いができたら嬉しいです。
人事コンサルタント・講師
三上絢愛
