こんにちは!
管理部の佐々木です。
本日は私がブログをジャックします。
先日、前職の同僚から久しぶりに電話がありました。
何事だろうと思い、出てみると転職を考えていたけどそれをやめることと相談にのってくれてありがとう
という旨の連絡でした。
数か月前に会った時はバーンアウト気味で”転職一択!”というモードだったのでそのギャップに驚きつつも
方向転換した背景も話してくれたので聞いていました。
一番の理由は、まだいけるかもと思えたかららしいのですが
その中で友人が「佐々木さんから聞いて、やってみたことですごく助けられたことがあるんだよ」と話してくれたのが
”後ろに3人設定”でした。
後ろに3人設定とは、私も代表の金森から折に触れてアドバイスをいただく中のひとつなのですが、自分の架空の部下の想像日記のようなものです。
ひとりひとりの名前や性格、仕事の取り組み方の傾向(例:マイペースでちょっと空気を読むのが苦手なAさん、仕事が早いけど思い込みによるミスが多いBさんとか)を具体的に3人分設定して
毎日”今日の○○さんはこうだったな”という感じで振り返りを行います。
友人は以前この話を私から聞いて、ちょこちょこ振り返っていたのだそうです。
最初は実在しない部下の想像なんて・・・と半信半疑だったようなのですが、しばらく続けているうちに自分にハッとすることがあったそうです。
そのうちのひとつが”その人がなぜ動かないのか?”に固執しなくなったという事です。
(個人を特定できないように抽象的に書いています)
例えば、マイペースでちょっと空気を読むのが苦手なAさんだったら
後ろに3人設定を始めたばかりのころは
・この子はやる気があるのかな
・他のメンバーへの影響をもう少し考えてほしい
・ちょっとダラダラ仕事しすぎ・・・!
などと思っていたそうです。
それがしばらくすると
・他に抱えていることがあるのだろうか
・のんびりはしてるけど別にやりたくないとゴネて他のメンバーに悪影響を及ぼしてるわけではないしまだマシかな
・仕事を振る時に、もう少し段取りまでつけて振ってみた方がいいかな
と変わっていったんだよねと話してくれました。
友人は「正直言って、最初は実在しない人の事を想像すると言っても難しくない?意味ある?と思っていたけど笑
やってみると”想像してみる”というのがすごく大事なんだなと思った。
実際の仕事でも、もし部下が変わらなかったとしても自分が変われるところ(行動や解釈)を発見できることでちょっと気負い過ぎていたかもしれないなと気づいたよ。」
と穏やかに話してくれました。
友人が転職するのは、きっとステップアップする時なんだろうなと思いつつ、電話を切りました。
自分自身が取り組んだことで、人生の選択の舵を握り直すきっかけを自ら手にする。
研修やコンサルティングという仕事の場面以外でも、ZACが大事にしている事がこういう場面でも活かされると実感させられ
友人から勇気をもらったような気がしました。日々精進(^^)/
