こんにちは!
サロン事業部の定道です。
本日は私がブログをジャックします。
大変そうだなと思ってフォローに入ったつもりが、「自分でやってみたいので大丈夫です」と言われた
この方が見やすいだろうと思って工夫した資料が、「悪くないけど前の方が良かったかな」と言われた
このように、なんとかしたいと思ってとった行動が、思いもよらない反応だったということはありませんか?
「なんで伝わらないのだろう」「こんなにやったのに」
とぼやきたくなることもあるかもしれません。
そう思った時ほど
「もしかしたら、その努力は間違えているかも」と思っておいた方が
欲しい結果に繋がる”正しい努力”ができるようになるんだなと新人時代に痛感したことがありました。
今回は”間違った努力”を”正しい努力”に変えるポイントについて
新人の時に気づかされたことをお伝えしたいと思います。
セラピストになってから4ヶ月くらいが経った頃です。
担当しているお客様の中に、通い始めて数回で、
来店当初から肩関節の痛みを訴えていらっしゃるお客様がいました。
私もなんとかしたいなと思い、
施術のたびに毎回自分なりに調べて、施術のアプローチを変えたり、
セルフケアの方法を伝えたりしました。
しかし、お客様は肩を回したり具合を見ながら、
「さっきよりは楽になったような気がします」と言ってくださったものの
どことなく曇った表情をしているような気がしました。
そしてお帰りになる時の予約は週1回は通っていたのに来月に予約・・・(^^;)
当時は”単にスケジュールが合わなかっただけ”と思いたくて仕方なかったのですが笑
さすがに何かが違ってるんだろうなと思い、振り返っていました。
そんな時、定期の勉強会で金森社長からアドバイスをいただきました。
「解決しようとして、自分で色々調べるのはいいじゃん。
お客様の痛みについては、丁寧に分解できているかな?そこを意識すると、その頑張りが報われると思うよ。」
その言葉をいただき、
自分の施術の仕方を振り返ると
確かに自分がどう思うか
どういう施術をするか
といった自分がどうするかばかりに意識が向いていたなと気づきました。
そこで次にいらした際に、痛みを分解できるように、
お客様はどこがどのように痛いのか
時間帯によってばらつきはあるのか
痛くない角度はどの向きか
痛みをどのように捉えているのか
などの質問を事前に準備しておきました。
1ヶ月ぶりにそのお客様がいらした時に、
改めて肩関節の痛みについて、丁寧に聞いてみたところ、
朝起きた時が一番強く痛みを感じる…
脇を開くことはできても腕を上にあげることが辛い…
病院でもらった薬があまり合わなくて痛みが減っていない…
自分でも色々と調べてストレッチをしているが改善しない…
などなど、私が知らなかったことがたくさん判明しました。
そこで伺った内容をもとに、改めて勉強し直して、
アプローチを変えてみたところ、徐々にですが症状が緩和した様子で、
「ここに来ていてよかったよ、これからも引き続きよろしくね」
というお言葉をいただきました!
正しい努力をすることは
自分の”これが正しいだろう”から行動するのではなく、
解決したい問題(今回はお客様の痛み)を丁寧に分解することが
大事なのだと気づかされました。
Fee’zには、様々な痛みを抱えた方がいらっしゃいますが、
一人ひとりどこまで丁寧に痛みに寄り添うことで、
身体にも心にも安心を届けられる場所を作っていきたいと思います。
サロン事業部
定道勇斗