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【賛同者求ム!】ホンモノのカウンセラーを増やす団体を作りたいという話

【賛同者求ム!】ホンモノのカウンセラーを増やす団体を作りたいという話

先日X(旧ツイッター)でバズっていた、
「スクールカウンセラーのカウンセリングを受けた体験談」の中に、
一カウンセラーとしてはなかなかに信じがたいものが多々あり…
思わず取り上げてしまいました。

ざっくりですが以下のようなお話がポストされていました。

「悩みを言えるってことはあなたはまだ大丈夫」
「深呼吸して悩み事をノートにかけば治る」
「カウンセラーってこんなもんかと悔し泣きしたら、私が心を許して泣き出したと思って満足そうにしていた」
「この人に相談する意味あった?と思ってしまった」
「あなたみたいに自分から悩みを話せる人は全然大丈夫だよ。
本当に大変な人は相談すらできないからね。と深刻な顔で言われて、
私は助からないなと思った」
「虐待の相談をしたら”そっかー、じゃあお家の人に話してみるね”と言われて
殴られる回数が増えた」
「”傾聴”されて、お時間になりましたのでまた何かあったら、と言われた。はぁ??」
「相談したら”もっと頑張ろう”をゴリ押しされた」

これに対して、おそらくカウンセラーをされている方や心理学を勉強されている方から、
悩みを書き出すのは有効な手段であるということや、
カウンセラーは解決する人ではなくて共感してサポートするだけなので
その人は正しいというような見解も見られましたね。
(相談者の批判というよりはそれを受け入れてやってみても損はないよという趣旨かとは思うのですが…)

もしかしたらお叱りを受けるかもしれませんが、
一応1級キャリアコンサルティング技能士(国家資格)を有して
カウンセリングを20年以上やってきた立場から申し上げると…
カウンセラー側の姿勢としては明確に間違っていると思います。

確かに、悩みを紙に書き出すなどは有効な手段の一つではありますが、
相談者にこんなの意味がないと思われていて、
実践したいという段階に至れていない時点でカウンセリングとしては失敗でしかありません。

傷んでいる人、悩んでいる人に向かって、
カウンセラー側が手間をかけずに正論パンチしたも同然です。

また、共感が間違っているとは言いませんし、共感は大前提として必要です。
しかし、それには問題解決に向けた対処の仮説を持ったうえでの共感と
相談者の傷みや苦しみはその方にしかわかり得ないことを前提としたうえで、
それでもなお相手の側に立とうとする営みが重要になります。

それがわからず、完全に気持ちを理解できているというある種傲慢な姿勢で、
ただ聴くだけでカウンセラー自身の”役に立った感”を満たすカウンセリングなんて、
相談者をある種食い物にしていると思われても仕方ないと思います。

もちろんスクールカウンセラーの方に救われたというお声もポストされていたので、
いわゆる「当たりハズレ」がある状況なのだと思うのですが、
ともすれば、人の人生を左右するような相談なわけですから、
プロとしてはやはりエビデンスをもとにしたカウンセリングを実行していくべきでしょう。
(認知行動療法など科学的に効果がある手法もたくさんあるので、
方法さえ間違えなければ、必ず救われる人は増えるはずです)

本当にたくさんの子どもたちを救っていらっしゃる”ホンモノ”を知っているからこそ、
こうした状況には悔しい思いがあるのですが、こんな現状を目の当たりにしながら、
まだ力不足でホンモノのカウンセラーを増やせていない現状もございます。

だからこそ、子どもたちのためにも、
今後そうした方を増やしていく団体、チーム、スクールを作っていこうと考えています。
(科学的見地に基づく素晴らしい先生方が日本にもきちんといらっしゃいますので)

これからのプロジェクトなので、興味のある方、自分もそうした活動をしてみたいという方はぜひDMください!

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