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親鸞聖人に学ぶ、人の心を動かし導くリーダーシップ

親鸞聖人に学ぶ、人の心を動かし導くリーダーシップ

ZACの本社は築地駅の近くにあるのですが、
事務所の近くを少し歩いていると、
築地本願寺にはたくさんの観光客の方々が海外からもいらっしゃり
浄土真宗の開祖である親鸞聖人像の前にも人だかりができていました。

今日はその親鸞聖人の言葉を一つご紹介したいと思います。

「愚禿(ぐとく)が心は、内は愚にして外は賢なり」

これは
「私の心は、外見では賢く振舞っているが、その中身は煩悩にまみれ、愚かである」
という意味の言葉なのだそうです。

おそらく親鸞聖人はご存命の当時(今もかも)、
人々から尊敬を集めるカリスマ中のカリスマで
相当権威あるリーダーだったと思います。

そのカリスマが、現代風にいうなれば
「いやぁ私はね、立派に振る舞ってるだけで、
中身は煩悩まみれでどうしようもない男なんですよ。
だから大丈夫ですよみなさん、
まずはそれを受け入れることから始めていきましょう。」
と手を差し伸べてくれるようなイメージでしょうから、
それはすごくありがたい導きだったと思います。
(詳しく仏教学んでないので違ったらすみませんm(_ _)m)

無理して煩悩を消せとか、もっと頑張れということではなく
(表面で偽ってごまかすのではなく)
まず自分の欲深いところ、だらしないところ、妬む気持ちなどの
マイナスに思える部分に気づいて
ありのまま受け入れようよと言ってくれているわけですね。

これは、私たちが仕事で部下を導く時、
子どもに何かを教える時、悩んでいる人の話を聴く時
様々な時に応用のきく考え方ではないでしょうか。

例えば仕事ができて、いつもモチベーションが高いように見える上司が、
「いやぁ自分もいつもやる気満々というわけではなくて、俺だってやりたくないときもあるのよ。
どういう時にそうなってしまうのかを発見して受け入れて対策立ててるだけなんだよね。」
こんなことを言っていたら、部下としては希望がわいて
「私にもできるかも!やってみよう」
となりやすそうですよね。

できなかった自分、弱いときの自分をさらけ出し、
ともに戦い、ともに目指す同志になる。

これはいつでもどこでも使えるゴールデンルールといえるのかもしれません。

700年以上前の先人の教えですが、ぜひ活かしていきたいですね!

人事コンサルタント
金森秀晃

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