こんにちは!
サロン事業部の定道です。
本日は私がブログをジャックします。
先日、本社の株式会社ZAC立志25周年記念パーティーを開催し、サロンのお客様にも多数ご参加いただきました。
(イベントの様子はこちら)
そのイベントがきっかけで、
スタッフの主体性を引き出す方法について気付かされたことがありましたので、
お伝えしたいと思います!
今回のイベントでは、私は全体をまとめるコアメンバーの一人でした。
当日の流れもある程度固まり、他の中心メンバーの方々とそれぞれのスタッフの役割を決めていたときのことです。
受付、司会、音響など順調に決まり、
参加者の前でパフォーマンスしてもらう役割は誰が適任か?という話になりました。
私は思い切ってイベントに初参加のサロンスタッフを推薦してみました。
他のコアメンバーは
「やらせてみるのはいいと思うけど、初参加でイメージがつかめてない中、
本人にとってちょっとハードルが高すぎるんじゃない?」
「普段の様子見てると、どちらかと控えめな方だし大勢のお客様の前でやりきれるの?」
と戸惑いを見せていました。
私は”やっぱり難しいのだろうか・・・”とひるみそうになりながら
・そのスタッフが人を楽しませるユーモアな動きが実は得意なこと
・あのキャラを活かすことを活かせたら、セラピストとしてお客様にもっと愛されるだろうし
私個人としては、もっと知ってほしいなと思っていること
・少しでもそのスタッフにとって学びの多い機会にできればと思っていること
などを伝え、任せることのOKを獲得しました!
これは本来の力を発揮してもらえるいいチャンスだ!とやってほしいことを伝えてみたところ、
「わかりました」と想像以上にあっさりと受け止められました。
私は「え~っ、私がですか?!できるかな・・・」とか
「ありがとうございます、やってみます!」
のようなリアクションを想像していたので拍子抜けしてしまいました。
せっかくの機会なのでもっと主体的に取り組めるように持っていきたかったのに、
どんな伝え方をすれば良かったのかと、考え込んでいました。
金森社長と定期のMTGで話す機会があり、
その時のことを伝えてみると、次のように話してくれました。
「彼のためを思ってなのにそれはもったいないね。
“何をしてほしいか”ではなくて、“どんな役割を担ってほしいか”を共有してみたら?」
自分の伝え方が問題だと思っていたので、共有する中身が違うということは、
別の発見をいただいたと思い、すぐスタッフと改めて話す機会を作りました。
任せたい役割を丁寧に共有したところ、
「そういうことだったんですね!ぜひお任せください!」と全く違った反応でした。
そこから、そのスタッフは自分でもその役の背景について調べたり、
前日までのリハーサルにこだわったりと主体的な行動が増えていき、
当時もそのキャラクターを見事に全うし、会場を盛り上げて、参加者からも絶賛でした!
イベントが終わり落ち着いた頃に何がそんなに違ったのか聞いてみたら
「最初は何をするかの共有だったので、言われたことをやればいいのかと思っていたんです。
でも改めて役割として共有してくださったことで、
自分なら何ができそうか、その役割を果たすためにできることはなにか?と色々と湧いてきたんです!」
とイキイキと話してくれました。
その変化を聞いて、役割がもたらす効果を感じたとともに、
これは日常の業務においても同じことなのではないかと思いました。
仕事もやらなければいけないこと、
決まった通りにやっておけばいいことなど単にやることだけを共有してしまうと
やることをこなすことだけになるので
そこに前向きに取り組みたくなるきっかけや熱中状態は作りづらいものです。
(それでもご自身で奮い立たせる人もいるかもしれませんが)
しかし、“役割”というものを明確に共有することによって、
単なる仕事が自分事(夢中になれる事)に変わり、
役割を果たすために元々持っている能力や知識を活かそうとする姿勢を
創ることができるということに気付かされました。
Fee’zのセラピストは、人間本来が持っている自然治癒力を発揮してもらうための施術をしています。
それは、スタッフに対しても同じで、
一緒に働いているメンバーが、自分らしさを発揮し、
より多くの人に手を差し伸べて希望を創り出せるよう、私自身も挑んでいきます。
サロン事業部
定道 勇斗