「部下が会議で全然発言しない」
「なかなか意見を言ってくれない」
「そもそも全然主体性がない」
このようなお悩みをもっている管理者の方も少なくないのではないでしょうか。
ファシリテーションスキルをもっと高めればよいのか?
部下に自信をもたせればよいのか?
準備をさせればよいのか?
すべて正しいと思います。
ですが、私は先日
今すぐできて、誰でもできて、特大級の効果がでる方法を
再発見してしまったかもしれません。
その大切なことに気付かされたエピソードを
今日はご紹介したいと思います。
正直たまたまではあるのですが、
新人向けの研修において先輩社員たちも含めて
自分の好きなものを紹介するというワークショップを設けた後、
比較的シビアなテーマの会議をしたときのこと…
普段、意見を聞かれない限りは
自分から発言をするタイプではない社員が
「個人的な意見になってしまいますが、
私は~~が問題なのかなと思います。」
と自然に自ら意見を言い始めたのです。
私は大変驚きました。
その後、
その社員に今日の会議はどうだったかと聞いてみたところ、
「なんとなく、
今日は言ってもいい空気感があったような気がして」
と言っていました。
私はこの瞬間、
”打ち解ける”
ということがいかに重要であるかということがわかったのです。
必要なこと以外は話したくない、
仕事とプライベートはわけたい、
無駄なことはしたくない、
このご時世、こんな風に思われる方も多いかと思いますし、
もちろんこれらは「やらなければならないこと」というわけでもありません。
どこまで共有するか、どこまでさらけ出すか、これは個人の自由です。
ですが、ほんの少しの「無駄」を積み重ねることが
きっと大きなプロフィットを生み出すということに
改めて気付かされたような気がするのです。
ファシリテーションスキルなどのマネジメント技術も大切ですが、
今すぐできて、こんなにも簡単に効果がでることですから、
ぜひ皆様、騙されたと思ってお試しください!
人事コンサルタント
金森秀晃