みなさんは美容師を選ぶ時、どのような基準で選んでいますか?
先日生徒さんと「お気に入りの美容師さん」についての話をしていたときのこと。
その方の美容師を選ぶ理由がとても興味深かったので、
今日はその内容をシェアしたいと思います。
その方の美容師を選ぶ基準は…
気分を上げてくれる人!
なのだそうです。
技術的にうまい人はたくさんいるけど、
2ヶ月に1回、こんなにも自己肯定感をぶち上げてくれる美容師さんは
その人しかいないんだとか(笑)
どういうことかというと…
髪を切っている最中には「いやぁ頭の形やっぱ最高ですよねぇ」、
天パがコンプレックスだったのに「まるでパーマをかけたような仕上がりでいいですよねぇ」
「ここが重い気がして」と言ったら「お目が高い!頭の形的にたまりやすいところなんですよね」
「こういう色が良いな」と言えば「素敵だと思います。この色をたしてみるとより艶がでそうですがどうでしょう。」
こんな風に自己肯定感を爆上げしてくれるそうなのです。
確かに、髪を切りにいくたびに
こんなにも気持ちをあげてくれる美容師さんなんて素敵ですよね!
ちなみに、その美容師さんの一番好きなところを聞いてみたところ
褒めてくれるのももちろんなのですが、
素人の意見もきっちり受け止めて尊重してくれるところなのだそうです。
例えば…
「なるべく髪をすきたいけどすきすぎると
まとまりが悪くなると言われるんですが、
やはり量減らしすぎるとダメですかね?」
とダメ元で聞いてみると、
「確かにすきすぎるとまとまりづらくなるというのも一理あるんですが、
一度広がる余地がないくらい思い切って量を減らしてみますか?
それでもし広がってしまったら、ちょっと早めに切らないといけないかもしれないですが、
試してみる価値はあると思います。
それをもって今後のすき具合を決めていけたら快適かもしれません。」
という新しい答えが返ってきたそうです。
今までは
「プロが言うならそうなのかな…もっとすいてほしかったけど…
まぁでもとりあえずベストは尽くしてもらったしこれでいいか。」
という気持ちを残したまま終えていたものの、
この時ばかりは髪も気持ちも最高にすっきりして美容院をあとにしたそうです。
この話を聞いて、一上司やコンサルタント、セラピストとして物事を進める際の
「相手方の納得感」というものがいかに重要かということに改めて気付かされました。
自分の納得感で守りに入るのではなく、
相手の納得感をつくるために手間をかける
この姿勢こそ、プロフェッショナルとしてのあり方だなと感じました。
自己肯定感ぶち上げ美容師さんを見習って、
私もひと手間のかけ方を研究していきたいと思います!
人事コンサルタント
金森秀晃