以前もフリーレンにドはまりしていることはブログに書かせていただきましたが
今日もフリーレンからの気づきをここにしたためたいと思います。
今回は「黄金郷のマハト編」の、魔族マハトとの関わりから得た気づきです。
※以下、ネタバレも少し入ってしまうので、まだそこまでいっていないという方はお気をつけくださいませ!
マハトは、魔王直下の大魔族「七崩賢」の1人で
なんでも黄金に変えてしまうという呪いの使い手です。
話せば長くなるので、エモいところは泣く泣く割愛させていただきますが
(ぜひ読んでみてください!)
マハトは人間から腕に「支配の石環」を付けられており、
ヴァイゼ(都市の名前)の民に仕え、悪意を抱いてはならない
この命令に背いた瞬間に死ぬ
という縛りをかけられていました。
にも関わらず、
マハトはその都市のすべてを、
ヴァイゼの民をも黄金に変えることができてしまいました。
「支配の石環」がしっかり機能していたにも関わらずです。
それはなぜか?
マハトは、悪意という“言葉”は知っているが、
悪意という“概念”は持ち合わせていなかったからです。
それゆえ、「支配の石環」は意味をなしませんでした。
概念がない以上、その感情を抱くことはできなかったのです。
私たちは同じ言葉を使って意思疎通が図れたと思うと、
その認識、解釈までも共有できたと思いがちな生き物です。
もちろん解釈や感情などを共有できる人もいると思いますが
かなりの精度で共有できたとしても
完璧に同じ認識になることはおそらくないでしょう。
フリーレンの中では、
(だからこそ)魔族とは共存し得ないという流れになりますが、
(おそらく魔族=人として大事なものが欠損している象徴として描かれているからだと思います。
人間が人間たる所以を浮き彫りにしてくれているように感じます。)
私たちは人間同士なので、そこから学びを得て
コミュニケーションの質を高めていきたいものです。
私はこのエピソードから、
人それぞれ認識も受け取り方も全く違うことを
前提としたコミュニケーションをとるだけでも
コミュニケーションの精度や関係構築の質が格段に上がっていくのだろうと
改めて気付かされたように思います。
言葉の吹き出し部分だけで伝わったと思ったり、
安易にわかったと思いこむことをやめて、
新しい解釈、認識、概念に出会う旅にでかけたい!
そんな風に思わせてくれる「黄金郷のマハト編」でした!
今日も早く新刊出ないかなぁ…\(^o^)/
人事コンサルタント
金森秀晃