「なんとかなるさ」
みなさんは、この言葉をきいてどんな印象をもたれますか。
実はこれ、意見が真っ二つに分かれることが多い言葉なんです。
不安になっている人を励ます言葉にもなれば、
ものすごくイライラさせる言葉にもなりうると言われています。
「なんとかなるさ」をよく使う方、
このブログを通じてその言葉が相手を励ます言葉になっているか、
逆に地雷になってはいないか、ぜひ確認してみてください。
地雷になっている場合は、
乱用すると相手を激怒させる恐れがあるので要注意です(笑)
その命運を分けるポイントはこの3点!
1)問題への関心度・温度差
2)解決策と計画性
3)自分以外の人の尽力に対する関心と認識
プラスに受け止められることが多いのは、
「なんとかなるよ」という言葉をかけた当人が
当事者と同じかそれ以上の熱量で問題に向き合ってくれているケースです。
その上で「なんとかなるよ」と言ってくれるのは
例えその瞬間、具体的な解決策や計画性がまだなかったとしても、
そこまで嫌な気持ちはしないと思いますし、
励まされる気持ちになると思います。
反対にマイナスに受け止められることが多いのは、
「なんとかなるさ」の発信者が
そもそも問題に真摯に向き合っていなかったり、
問題解決に向けて具体的な解決策や行動計画が著しくかけているケースです。
その場合、
「いやいや、なんとかならないでしょ」
「どうやってなんとかするんだよ」
「自然となんとかなるんじゃなくて、
今までも私がなんとかしてるんだよ!」
などのように相手に苛つかれること間違いなしです。
また、比較的詳細に計画を立てるタイプの人に向かって
そこまでやらなくてもなんとかなるという気持ちから
「まぁなんとかなるよ」というのも地雷です。
最低ラインとしては本当になんとかなるのかもしれませんが(笑)、
問題に向き合う姿勢がすでに相手と違うからです。
損はしませんから、一度相手と同じ温度感で問題に向き合って見た上で、
なんとかなるかどうかを一緒に考えてみることをおすすめします。
そうすれば相手も「確かになんとかなるね。ちょっと考えすぎだった。」
と納得してくれるかもしれません。
この「なんとかなるさ」論争。
仕事でも家庭でも勃発しがちなテーマかと思いますので、
「なんとかなるさ」ユーザーの方は、「なんとかなるさ!」という前に
1)~3)のポイントをぜひ確認してみてくださいね♪
人事コンサルタント
金森秀晃