最近、キャリアについてのご相談をいただくことも多いので、
今日はキャリアチェンジの仕方について記事にしてみたいと思います。
特にキャリアチェンジの方法や考え方を間違えると
巻き返しがきかなくなることがありますし、
このご時世、キャリアが「詰む」スピードも早まっているので、
悩んでいる方はぜひこのブログを見ていただきたいですね。
戦略的に好きなことを仕事にするための条件はこの3つです。
キャリアチェンジにおいて、これが押さえられていると、
「詰まない」キャリアを実現していけるでしょう。
逆にこれらがおさえられていないと、キャリアが詰んでいく可能性があるので注意が必要です。
・独立や転職する前に同時進行で「準備」する
(辞めてから準備するはNG)
・損切りを考えておく
・中身だけでなくプロセスを学ぶ
(ポータブルスキルを身につける)
これだけではわかりにくいと思いますので、
まずは早速、選択肢がなくなっていく例をみてみましょう。
大手メーカーの事務総合職で、どうも自分はこの仕事に楽しみを見いだせないと感じている。
↓
自分はカフェ巡りやコーヒーが好きだから、カフェをオープンしたい
↓
こだわりのコーヒーについて学んだり仕入れ先を探したりする。
↓
会社を辞めてお店をオープンする。
↓
あまりうまくいかず、お店を閉めて就職活動をする。
↓
前職と同等の企業で同等の給与水準のところを探したが、
カフェ経営がうまくいかなかったことしか実績がなく、
ビジネススキルがものすごく身についているわけでもなく、
年収も下がるし、選べる職種がほとんどなかった。
↓
でももっといいところがあるのではと思って、今の会社を辞め
ベンチャー企業に就職したが、ついていけなくて退職。
↓
結果的にもっと仕事が選べなくなってきてしまった。
こうした一連の流れを繰り返すと、
あっという間にキャリアの選択肢は消えていきます。
一方で、3点を押さえて戦略的に
好きなことを仕事にした人たちはどんな流れをたどるでしょうか。
大手メーカーの事務総合職で、どうも自分はこの仕事に楽しみを見いだせないと感じている。
↓
自分はカフェ巡りやコーヒーが好きだから、カフェをオープンしたい
↓
現職の業務を使って、カフェ経営に役立ちそうなスキルを獲得し成果を出す。
同時に、こだわりのコーヒーについて学んだり仕入れ先を探したりする。
↓
働いて給料をいただきながらオープン準備をする。
オープン前に集客をしておき、オープンしたらもう客が来る状態にしておく。
損切りも明確にする(退路をたつことと、無謀さは違います)。
↓
好きなことをして、スキルを身に着けながら成長する。
万が一キャリアを変えたくなったときにもスキルが身についているので、
キャリアの選択肢が広がっている。
結果的にこういう発想の人のほうが店も成功する。
こんなイメージでしょうか。
キャリアチェンジはやり方や選択を間違えると取り返すのがとても大変なので、
好きなことを仕事にしたいと思っている方は、
ぜひ3つのポイントを押さえたキャリアチェンジになっているか、
少しだけ立ち止まって考えてみてくださいね。
自分で考えてもまとまらないという場合は、
お気軽にご相談ください。
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人事コンサルタント
金森秀晃