こんにちは!サロン事業部の定道です。
本日は、先輩から気づかされた”人を癒す覇気”をまとう方法についてお話したいと思います。
皆さんの周りには、「なんとなくこの人説得力あるよなー」とか、
「なぜかこの人と話していると元気もらえるんだよなー」という方はいらっしゃいませんか?
創業者の金森社長から理念を引継ぎ、二代目店長として活躍された先輩セラピストTさんがまさにそうではないかと思っています!
(その方は今年の3月に、ご自身の地元に貢献すべく、独立されました。)
その方の逸話は過去色々と聞いていたのですが、私が駆け出しの頃に開催したサロンのお客様の交流会で、
まさに伝説だなと思える出来事がありました。
集まったお客様と話をしているときに、Tさんが5年間診ているお客様と話す機会がありました。
以前からTさんがお客様から厚い信頼を得ているその秘訣を知りたかったので、思い切ってそのお客様に聞いてみました。
すると、それは意外な返答だったのです。
「施術の技術はもちろんなんですけど、雰囲気からなんとなくの安心感や説得力みたいな覇気を感じるんですよね(^^)」
当時の私は、いかに与えられた施術時間でどれだけ身体を楽にできるかということしか考えていなかったので、
手技の技量や知識の豊富さではなく、“覇気”というもはや目に見えないもので人を癒しているという話を聞いて、
普通のセラピストではなかなか到達できない域に達しているのではないかと感激しました。
いてもたってもいられず、Tさんにお客様が話してくれたことを伝えて、
どんな特訓をしたらその“覇気”が出せるようになるのかを尋ねてみたところ、
「これをやれば必ずってわけじゃないと思うけど、例えば、電車に乗っているときに、目の前の人を観察して、立ち姿勢からその人の職業を妄想したりしてるかな」とのこと。
一見自分ではどうにもできそうにない覇気をまとうには、何か特別なことをやらなきゃいけないと思っていたのですが、
日常的にやろうと思えば誰でもすぐできることだったので少し拍子抜けしました。
何も分かってない私にとっては、本当にそんなことで“覇気”をまとえるようになるの?と半信半疑ではありましたが、
Tさんが言うことだからと実践してみたところ、私のお客様への接し方が少しずつ変化していることに気づくようになりました。
今までは、目の前に来たお客様の身体の状況を、お話を伺いつつ想像していたので、
身体の仮説を立てることと話を理解することの両立が難しかったのですが、
電車での観察をやるようになってからは、お客様がお店に入ってきた時点で、
身体の状態の仮説をすぐ立てられるようになり、その仮説をもとに、お客様の話に全神経を集中させることができるようになっていきました。
金森社長がよく「もし理想の人がいるなら、その人の本番の姿だけではなく、日常生活からどのように過ごしているかを想像して、真似をしてごらん」と伝えてくれているのですが、
まさにTさんの施術のときの立ち振る舞いだけでなく、日常の過ごし方から真似をして変えていく方が、セラピストとしてお客様を癒していけるのではないかと思いました。
Tさんが日常的にやってらっしゃることは他にもたくさんあると思うので、
私も覇気で人を癒せるほどになるようにはまだまだ修行が足りませんが、
日頃の過ごし方から変えていき、これまで以上に多くの人を癒せるように鍛錬していきたいと思います!
サロン事業部
セラピスト
定道 勇斗