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部下の思考停止→再起動スイッチON!のアプローチ法

部下の思考停止→再起動スイッチON!のアプローチ法

スタッフに成功体験を積ませて前進させるには、まずは挑んで知ることが欠かせないものですよね。
しかし、世の上司の変わらないお悩みとして
「自分で考えて動ける領域を増やしてほしい」
「失敗してもいいからもう少し積極的に挑んで欲しい」
などというお声はなくなることはありません。

部下のやる気や考える力のなさが原因でこのようなお悩みがあると
思われがちですが、力がないわけではなく
力を発揮するための思考プロセスが停止しているからなのかもしれません(-_-;)

そこで今回はスタッフが”思考停止”状態になっている時に
再起動させることができるアプローチについてご紹介したいと思います!

まずは思考停止状態を象徴する、代表的なワードを3つあげてみます。
①難しいですよね
それ以上話が展開しなくなってしまう、究極の思考停止ワードです。
これを使うのは、チャレンジすることで伴う負荷や失敗のリスクを避けたいというのがあるのかもしれません。
正しい答えを知りたがる傾向が強いかもしれません。

②どうしたらいいですか?
こちらも①の難しいですよねと同様に、正しい答えを知りたがる傾向が強いかもしれません。
アドバイスをもらって実践したら、絶対に上手くいくはずだ!という期待も人一倍強そうです。

③がんばります!
こちらはやる気がありそうですし、一見問題なさそうですよね。
ですが具体的にどう行動するのか?まで思考が至っていない可能性が高く
空回りしたりフェードアウトしてしまうことが多いかもしれません。

「あ、似たようなことをうちのスタッフがよく言ってるかもな・・・」
と思い当たるものがあったという方もいらっしゃるかもしれませんね(^Д^)

これら3つのワードが出てくる場面は様々かもしれませんが、
・0か100か思考
・正しい答えがあるはずだと探している
・脳内で完結していて行動が出来ていない
というように類似している部分があると思います。

では上司側はこれらの思考停止ワードが出てきたらどのようなアプローチができるのか?
を考えてみましょう!
①難しいですよね
環境の中でもできることを探させる
例:難しいかもしれないけど、なにかできることはないかな?

②どうしたらいいですか?
アドバイスではなく意見を伝える。または問う。
例:「私だったら~~~するよ」、「○○さんはどうしたいの?」

③頑張ります!
具体的にどんな行動をしようとしているのかを質問する
例:「どんな工夫をしようと思ってるの?」、「まずはどんなことから始めてみる?」

スタッフは上司であるみなさんからこのようなことを言われたら
最初は”なぜ答えを教えてくれないんだろう”とか
”こっちはどうにかしようとしてるから聞いてるのに、上司としていかがなものか”
などとかなりモヤモヤしたり、上司に対して憮然とした態度を見せる
ことがあるかもしれません。

それは折り込み済で継続すると
彼らはこれまで自分が考えている”つもり”だったことや
思考停止状態に陥っている時に自ら再起動できるようになっていきます。

仕事は最初から正しい答えがあるわけではない、
難しい、制約がある中で余地を作り出せる自由はある
とスタッフ達が実感することが、結果冒頭のお悩みを解消してくれると思います。
ぜひ活用なさってみてください!

人事コンサルタント
金森 秀晃

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