社会人経験を重ねていると
 ”毎日自分なりに頑張っているのに、なかなか結果に結びつかない・・・”
 ”周りの同僚達は調子良さそうに見える、最近調子悪いのかな”
 こんな風に感じたことがある方が大半ではないかなと思います。
 調子が出ないとき、皆さんはどんなことをしていますか?
今回は一流アスリートも実践していて、私たちにもできそうなポイントを共有したいと思います!
それは・・・
 「焦らず、毎日コツコツ」です。
”え、たったそれだけ?”と拍子抜けする方もいらっしゃるかもしれませんね。
 これはイタリアの名門サッカーチーム、ACミランで日本人でありながら
 16年に渡りメディカル・トレーナーとしてチームの黄金期を支えてきた
 遠藤友則さんという方が肌で感じた、超一流の行動学なのだそうです。
一般的には結果がなかなかでない時にやろうとすることとして
 ・今まで以上にがんばる
 ・自分を見つめ直す
 ・やり方を大きく変えてみる
 などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
これらの行動をとる前提として考えられるのは
 ・現状を否定して、どこか別の所に答えがあるのかもしれないと思い込んでいる
 ・不調=悪という意識(あってもいいのですが強すぎる)
 ということです。
 実際、遠藤さんご自身もイタリアに渡るまではそう思っていたのだとか。
ですが遠藤さんは、ミランの選手たちと触れているうちに
 彼らは不調の時でも「焦らず、毎日コツコツ」なのだと気づいたのだそうです。
ただ、コツコツとは言っても
 漫然と毎日同じことを繰り返すのではなく、狙う・試す感覚を持ったコツコツだというのが
 ポイントのように思います。
主に下記のような点です。
 ・ギャップの獲得:現時点のみの評価ではなく、過去と現時点や現時点と理想の状態という比較をする
 ・問題把握:不調を悪だと過度に恐れたり、蓋をしたりせずに知ろうとする
このポイントを抑えておくと
 これまで悪と捉えがちだった不調に過剰反応せず、不調と仲良くなり解消ができそうですよね。
一流の選手ほど逆境だ不調だと評価され
 結果が出ると復活!!などともてはやされることがスタンダード。
 でも選手たちからすると、復活したわけではなくコツコツの続けてきたことの
 結果が出たに過ぎないのかもしれません。
調子が出ない時ほど
 問題把握なしでがむしゃらに量を増やしたり、
 魔法や特効薬のようなハウツーをあさったりしたくなるものですよね。
現状を変えなければと思うときほど
 焦らず問題を知り、コツコツ検証を繰り返すように
 地に足をつけることが肝要なのだと思います。
 参考になりましたら幸いです!
人事コンサルタント
 金森秀晃
 